愛犬家が2000人集まる犬の幼稚園 BuddyDog

犬の幼稚園 Buddy Dogのようす

ブログ説明





特別なトレーニングをして何かを教えるというよりも、社会化を重視

吠える、噛むなどの問題行動が出る愛犬たちは、とても多いです。

ひどくしないためには、家庭に迎えてからすぐにでも、社会化の勉強を始める必要があります。

愛犬の問題行動の原因は社会化不足と飼主さんの無知・無関心や誤ったしつけだと思います。

問題の原因を理解し、それに対してどう接したら良いかを指導し、飼主さんが自らできるようにする。

多くは犬を甘やかし飼主が犯してしまった間違いを見つけ、愛犬とうまくつき合えるようにすることです。

それが犬幼稚園 Buddy Dogのしつけ方です。

園長が飼主として、一番にこころがけていること、それは、他人に迷惑をかけないことです。

犬が好き、苦手、どっちでもない、すべての人に、犬がいることで、できるだけ迷惑をかけないことです。

そのために「社会化」「しつけ方」は絶対に必要です。

犬のしつけは怒らない。

2010-01-27 12:01:39 | しつけ


Dog's discipline

犬のしつけは怒らない。怒る理由がないし、その必要もない。

2010/1/17放送の、『鉄腕DASH SP』犬SP!ヤンチャ犬・おデブ犬を訓練!

この内容に則してしつけを再開された多くの飼主さんからご質問をいただきましたので園長なりに整理します。

ダンバー博士のドッグトレーニングこれはほんとに見事でした。

「重要なのは、相手の行動変容である」という認識が徹底してる。

どのトレーニングも重要なことは、3の項目。

ステップ1:問題行動をきちんとターゲッティングし、理解する

ステップ2:問題行動を弱化する要素を与える

ステップ3:望ましい行動を教え、強化する

例えば「おもちゃなど自分のものを取り上げられると噛む」ではどうだった?

ステップ1(理解):これは「自分のものを守る」という本能に基づく行動である。

ステップ2(弱化):同じものを与えて交換することから始め、手放すことを覚えさせるとともに自分のものに固執する習性を弱める。

ステップ3(強化):手放したらしっかりほめる。最終的には交換でなくても手放せるようにする。

ダンバー博士のトレーニング何が凄いって、この中に「問題行動を認識させ、反省させる」という項目がないこと。

行動変容に、反省は必要ない。それってすごいことですよね??

行動変容とは、習慣化された行動パターンを変えることを指します。

トレーニングにおいては、自らの行動のパターンや傾向について自覚を高め、目標達成や能力開発に向けて行動を変えていくことが重要な意味を持つ。

これはしつけの世界では常識なんでしょうか?

日本一のカリスマ訓練士や天才トレーナーのたった2秒で愛犬をおりこうさんにする方法とは違いますよね!!

確かに怒ってることのほとんどは「本人も悪いとはわかってる(でもできない)」ようなことばっかなんですよね。。

徹底して「快」「不快」のコントロールを行うことで、反省ではなく行動変容を促す。

これは、人間を相手にする際にも通じる非常に重要な視点だと思います。

「理解」つまり人間側を組み込んだのは、しつけには時間と根気が必要だからです。

番組では様々な問題行動が改善されるまでに、2~3ヶ月かかっていました。

問題行動とは基本的には「本能の赴くままにほえる/かむ/飛びつくこと」で、しつけとは「本能的な行動を抑え、社会的な行動を身につけさせること」。

要するに「問題」と言ってるのは単に人間側の都合を押し付けてるに過ぎないと理解しておくと、「なんで止めないんだ!」と怒らずに済むように思います。

■ステップ0があった!

すでに出来上がっていて見えていなかった「ステップ0」が存在することに気づきました?

実は番組内でも1例だけ、「ステップ0」から始まるものがあったのです。

よければスクロールを止めて考えてみてください。

しつけ・指導に必要な「ステップ0」とは何か。



もったいぶっておいて答えは平凡なんですが。

ステップ0:信頼関係を築く

「信頼」というと言葉が強すぎるかもしれません。

そこまで大それたものじゃなくていい。

園長は「Goodを共有する」という表現をしていますが、

つまり「僕が喋ったらとりあえず言うことを聞いてよ。聞いたらきっといいことがあるからさ」ということをわからせておくことです。

番組でも「飼い主の母親の言うことは聞くのに、子供の言うことは聞かない」という例が出ていました。

これは従来の考え方では「序列が母親>自分(犬)>子供になっている」と言われていましたが、この考え方は古いのだそうです。

これは単に、「子供の言うことを聞いたら楽しくなれる」という学習がないからなのだそうです。

番組では、子供と犬でボール遊びをして、「子供の言うことを聞くとボール遊びができる」ということを学習させることから始めてました。

ご褒美はおやつを与えるよりも遊びの方が有効なのは、(問題行動=本能)(おやつ=本能)という同じ種類の欲求なので打ち消し効果として弱く、

(問題行動=本能)(遊び、褒める=承認)というふうに種類が違う欲求だからのような気がします。

自分も胸に手をあてて考えてみると、「これを頑張ったらおいしいものが食べられる」みたいないわゆるご褒美ではあまり努力できない一方で、

「あの人が喜ぶかも/失望させたくない」みたいな気持ちがあるときは自発的に努力できる。

関係の築き方についてはいいはじめると終わらなくなるので....。

犬のしつけは「目標を立てて行動する」「これまでやらなかったことをやる/やっていたことを止める」ことですので、要するに行動変容だと再認識しました。

余談ですが大切な愛犬ともっと楽しく!もっと仲良く!おもいっきり遊ぶ88のコツを

犬幼稚園 Buddy Dogの園長が!!


犬幼稚園 Buddy Dog