しつけの基本
『しつけ』 というのは、犬と人間が一緒に快適に暮らすために、犬にある一定のルールを教えるものです。
例えば 「人間を噛んではいけない」 とか 「うるさく吠えてはいけない(吠えても、飼い主の注意や合図で吠えるのをやめる)」などといったものです。
つまり、飼い主の決めた生活パターンや生活のためのルールを守り、飼い主の指示に従うようにすることが『しつけ』 です。
しつけは『芸を仕込む』こととは別です。
さて、いざ 「しつけをする」 と言っても、そのやり方や注意点などは、個々の犬で異なります。
犬種ごとに違いがあるのは当然として、同じ犬種であっても性格はそれぞれ異なります。
従順で優しいと言われるゴールデンの中にも気の強いコはいますし、一般に気が強いと言われるテリアの中にも大人しい臆病なコはいます。
しつけの基本は、良い事をした時の 『ごほうび』と、悪い事をした時の 『罰』 です。
しかし、何を一番嬉しい 『ごほうび』 と感じ、何を一番つらい『罰』 と感じるかは、そのコによって異なります。
犬のしつけのメカニズム
犬が物事を覚える基本となるのは、条件付けです。
仔犬のいろいろな行動の中から、ずっと続けて欲しいものに対しては常にほめ、仔犬を勇気づけましょう。
逆に、やって欲しくないことは仔犬の時から叱るなどして、早めにやめさせるようにします。
犬は、一度許された行為は 「やってもいいこと」だと判断します。
成犬になってから、人間が 「もう大人なんだから…」というように考えても、犬には通用しませんので、注意が必要です。
その他、毎日の暮らしの中で、同じ状況で同じ行動をしていれば、それが習慣となり、その行動を覚えていきます。
名前を呼ばれ側に寄って行くと、いつも嬉しいことがある⇒ 名前を呼ばれたら、飼主の所へ戻るということを覚えます。
家具類をかじっていると、いつもイヤなことがある⇒ 家具類をかじるイタズラをしないようになります。
反復は、完全に理解するまで毎回続けることが大切です。
犬種や性格によって、完全に理解するまでにかかる時間は違いますが、仔犬の時期は特に順応性に優れているので、人間があきらめなければ、覚えてくれます。
しつけのポイント
生活のルールを作る
食餌や散歩は、犬にとっては大きな楽しみであり喜びです。
大切な食餌や散歩を与えてくれるのがリーダーというわけですが、食餌や散歩など、生活のリズムを作るのは飼主です。
犬が吠えるなどして食餌や散歩を催促することがありますが、『催促されて、犬の望みをかなえる』というスタイルではいけません。
犬は、催促すれば望みがかなうと思い、自分の方が上位だと考えるようになってしまいます。
犬に振り回されないよう、注意してください。
食餌の時間も散歩の時間も、決めるのは飼主であって、犬ではありません。
本格的なしつけを始める前に、自分の飼っているコの性格をよく把握して、そのコにあった教え方やほめ方、叱り方をするように心がけましょう。
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