talk to oneself
酵素について
犬の先祖が狼だから、・・・犬も狼同様に生食でないといけない。
という説に必ずでてくるのが酵素です。
人間の栄養学でも、「酵素」は、食べ物から摂取しないといけない必須栄養素でもなく、機能性成分でもないことは、栄養学の基本書籍を見てもわかることです。
「酵素」は、たんぱく質などを主として、体内で合成できるもので、食品から摂取しないと不足することは何も証明されていないのです。
食物酵素を取らないと、消化酵素が消費されて代謝酵素が不足する説、酵素をつくる量は一生決まっている、酵素を食品から取らないと病気になる、などもいずれも科学的、栄養学的に証明されていません。
犬の場合には、なぜか既成事実のように、酵素が大切といわれていますが、事実関係をしっかり確認して正しい情報で判断することが大切なようです。
園長はアミノ酸スコアの高い上質な原料を使用したフードで十分だと考えます。
犬は何でも食べ、雑食性の動物と思われるが、犬は雑食動物ではない。
犬の体は消化器官は短く、歯や顎は肉を引き裂き、骨を噛み砕くのに適しており明らかに肉食性の動物です。
人間とともに生きてきた犬は人間の残飯を食べることに慣らされてきた。
そのため、犬は植物や穀物をベースにした食事は消化が困難であり、また穀類は炭水化物としてもたんぱく質としても栄養価は低く、早期に栄養バランスを崩してしまうことがあります。
犬本来の食事は肉食性で、肉食といってもいわゆるミートも必要だが、さらに重要なのは、草食動物の胃や腸などの内臓を食べることだと考えます。
狼や犬は野生の時代、獲物を捕獲した後、まず内臓から食べ始めていたそうです。
内臓には、犬たちに欠かせない栄養があるからに他ならない。
消化液や消化酵素、さらに驚くべきことに、消化を助けるプロバイオティクス(乳酸菌)が含まれてる。
これらは犬が効果的に栄養を吸収するのに欠かせないものばかりです。
また、アミノ酸が含まれ、犬の筋肉増強に大切な役割を果たす。
犬は草食動物の胃や腸など消化器官ごと食べることで、草食動物が植物から作り出した栄養を摂取できたのですが、家庭犬となった犬にはそれができない。
犬の健康問題の主原因は穀類と炭水化物にあると提唱する獣医がおり、例えば穀類と炭水化物による犬の健康問題には、食糞、低血糖症、糖尿病、肥満などがあげられている。
ではなぜ、ドッグフードに小麦やコーン・大豆などの穀類が原材料として使われるのか。
正肉だけで穀類一切不使用のフードにも園長は疑問を.....
バランスが重要!!