建設会社で幹部の方。
「俺は落ちこぼれだった。中学をやっと卒業して、今の会社の社長に拾ってもらって、社長には感謝してまっす」
とヤンキーな顔が照れくさそうにはにかむ。

その30歳ちょい過ぎの男性は、結婚6年目にして、奥様の妊娠が先日発覚。仕事のほうも営業が楽しくてたまらないようだ。

15年以上建設現場を体を張って仕事をしてきた。
見積もりも現場監督も協力会社さんとのチームワークとリーダーシップも一通りこなしてきて、現場の作業員さんや上司である社長さんの話をして、涙ぐむ。
自分が今、楽しく黒字の仕事ができるのは、現場スタッフと社長のおかげだと言い切る。

学歴はいらない、と言い切ることはないが、その方が自分の言葉で正直に仕事の話を感謝をもって話される姿は尊い。
これ以上のものはいらないのではないか。

今後仕事や人生において、必要とあらばその都度勉強をしたり、資格をとればいいのではないか。
その方は、漢字もしっかり書かれて、明確にお話をされる。
自信の無い話し方だと、気性が荒い建設現場のスタッフだとどやされるし、事故が起きてはいけないのだ。

人生を感謝して生きてこそ美しい。
感謝