笑いで救われる

学生たちの提出物は、自分が出した課題。
50人近い学生の書き物を資料と一緒にチェックを入れるのに、毎週追われる。
大変だったら課題を出さなきゃいいでしょ、という言葉は、出したくない。

自分の考えを自分なりの表現でしてくる学生の芽を伸ばそうという意図で、出している課題は、社会人になる前の大事なトレーニングだ。

この学生たちは、学力云々よりも、本を読まないので、文章表現が苦手なのだ。
友人の国語教師たちも、自由創作作文が生徒たちが苦手だと言っている。
ＳＮＳで気軽に交流できて、若者言葉が日本語ではなくて、感性だけの言葉が飛び交う。

漢字も当て字やひらがなが多い。
誤字脱字の多さは、書き直す、推敲がされていない証拠だ。
週の半分は、これに朱入れするが、胃が痛くなってくる。

そこへ、企画や就活用の書類を担当されている、先輩講師が、自分のケースを解説してくださる。
それが面白くて、大笑いする。
この先生が面白おかしく話してくださるので、救われている。
ありがとう、Ｍ先生。
あきらめないで、朱入れとコメントを入れて行きます。
とにかくこの文章を書くスタイルから少しでもスキルアップした状態で、卒業させなきゃと顔晴ります。
学ばせてもらうことに感謝。
優しくフォローしてくださっていることに感謝。