ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

タクシーの運転手さんとの会話より

2016年02月15日 21時52分45秒 | Weblog
仕事の用事を終え、札幌駅ビル内を歩いていると、お客で混んでいるお店の前に様子を伺っている人が古い友人に似ているので、近寄ってみる。
やはり彼女だ、と背負っているリュックをポンと軽く叩くと、振り向いて私の顔を見て、大声で叫んだ。「きゃーっ」。

約10年ぶりだろう。
19年前に知り合い、友人になるべくしてなったようなご縁の方だ。
気遣いが素晴らしく、優しい方で、すぐにお互いに気が合う者同士、親しくなった。

お店に入り、お茶を飲みながら、会えなかった10年をお互いに話し合い、連絡先を交換して、嬉しくなった。

帰宅して、すぐに待たせているデータを送り、夕食の準備をし、洗濯機を回し、食事を終えると、19時半。
気を引き締めて家を出て、タクシーを拾う。

行先に病院名を伝えると、見舞いでしょうか、と話しやすい運転手さんだ。

母が危篤状態なこと、なるだけ一緒にいたいと思うこと、見送りできることが嬉しいこと、を伝えると、その運転手さんの経験を話してきた。
その運転手さんの友人が事故で亡くなられて、そのご友人の親御さんに連絡して、搬送先の病院に親御さんが翌朝一番のJRで来られるまで、亡くなったご友人さんに付き添っていたこと。
翌朝、その親御さんがそのお子さんの亡骸にお会いした時の慟哭の声は忘れられない、とのこと。

親より子が先に亡くならないようにするのが、良いけれど、事故や病気でそれが叶わない方がいらっしゃることを思うと、今、自分達が生きていることが良いこと、と思う。

親を看取ることができて、自分は嬉しい。
愛情深く育ててくれたことに感謝している。
感謝することができたことにも幸せだ。

すべてに感謝。


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