お勉強～計画された偶然性の理論～

スタンフォード大学のクランボルツ教授が1999年に発表した理論。
変化の激しい時代には、キャリアは基本的に予期しない偶然の出来事によって。その8割が形成されると述べられている。環境の変化は、予測がつかないので、計画に基づいた定型的・継続的なキャリア開発は困難であり、むしろ偶発的な状況が起こった時に、それに対応する力を育むことが重要という考え方。

上記の計画された偶発性は、以下の行動特性を持っている人に起こりやすいと考えられる。

１）好奇心【Curiosity】　　　　 新しい学習機会の模索

２）持続性【Persistence】　　　 めげない努力

３）柔軟性【Flexibility】　　　　新年、概念、態度、行動を変える

４）楽観性【Optimism】　　　　 新しい機会を「実現可能」と捉える

５）冒険心【Risk Taking】　　　　結果が不確実でも行動に移す


その他
Ａ）リソース（資源）を生み出す４つのアイデア
・変化は、絶えず起こっていて、必然
・小さな変化は、大きな変化を生み出す
・解決について知る方が、問題と原因を把握することより役立つ
・クライアントは、彼らの問題解決のためのリソース（資源・資質）を持っている。クライアントが自らの解決の専門家

Ｂ）ラポールを中心にしたコミュニケーション
・相手とつながっているイメージで、常に意識してラポールをつくる。
・人は鏡。他人の振り見て我が身を直す
・自己の存在価値を意識せよ。自己承認力が状況を変化させる。

Ｃ）リソースを引き出すリフレーミングスキル
・ネガティブなところに焦点を当てるのではなく、価値を生む方向へ視点を変える
・未来ペーシングから現在を振り返ることが大切
・ビジョンストーリーの活用、ビジョンを叶える資源はすでに現実のなかにある

Ｄ）学校は幸せになる方法を見つけるところ（フィンランドの教育がなぜ世界一になったか）
教師は、子どもが自分の脳を活用できるように何でも教える
自分も他人も尊重して幸せに生きる
宿題はほとんど出さない。子供は遊び、家族や友達との時間のほうが大切。