新年を迎えて

大晦日、息子はなぜか体調を崩し、夕方早々に眠ってしまった。
材料が豊富な筑前煮を作りながら、大晦日を一人で過ごすのか、と久しぶりに一人を意識した。
スーパーで価格が高くなっていた握り寿しを買ったのは、息子と一緒に食べたかったなあと思いつつ、一人ビールをお供に食べる。

TVを静かに観続けて、除夜の鐘を聴く頃に、小腹が空いてきた。
そばをゆでる代わりにインスタントラーメンをゆでて酢をたくさん入れて食べる。
この夜食がダイエットをぶち壊しにしているのをわかっているのに、お腹が空いて眠れないのだ。
ラーメンを器に入れた状態で後悔の念が生じてきたが、捨てるに及び無く、食べる。

夜中の１時半には、さすがに眠くなり、あー、今年こそ２０キロ減にしないと、警告信号でひざや健康診断でひっかかるぞ、と戒める。
眠る際、「今年も何もなく眠れることに感謝」と唱えてみた。

元旦の朝、息子は元気に起床してきた。
「おめでとう！」と目が細くなるほどの笑顔で、この笑顔が最高に良いのだ。

朝食は、息子は、握り寿しを食べ、まだお腹が空くというので、そばをゆでて二人で分け合って食べる。さすがに私は胃もたれがする。胃腸が弱まっているのだろう。

午前中は、年賀状を出しそびれた分を書き出す。
一人一人、相手のことを考えて書くのが、自分でも楽しい時間だ。対話しているようだから。
午後は、好きな映画をWOWOWで観て、安心しながらホットカーペット上で昼寝をしてしまった。
起きたら夕方。
胃がもたれているのに、のどがかわいて、ビールを飲む。
自分を大事にせねばいかん。

今年はこんなスタートを切ったが、だんだん、自分に課した課題を宿題のように思い出して、息子に公言したのもあって、これから本を読む。そうやって自分を追い込まないと、ぬるま湯につかってあせるような人間になりたくないので、新年に自分と息子に約束したことをやろうかと考える。
今年も自分と皆さんが健康で自分を活かした人生を歩めるように、祈っています。
感謝