恋は事故のようなもの

その友人は、恋なんぞ遠い話という持論をもっていた。
１０年前に結婚生活に終止符を打って、ずっと傷を引きずっていた。

それでも彼女と同じような境遇の女性たちの恋愛の取りまとめをするように、合コンの幹事を引き受けて設定していたら、自分が男性と出会ってしまったという。

たまたま初めてお会いする男性たちとグループで食事をすることになって、友人の正面に座った方を見た瞬間、「あ、この人良い感じだ」と直感したらしい。

それから自分の眼にハートが宿ったようになったらしい。

であって１ヶ月、食事をしたりしてお互いを知る１歩１歩をたどってきたら、今回の震災で突然現地へ行かれたという。

彼女は、ハートの眼をして、「待っているんだ」と語る。

お互いに友人が友人で、間をとりもっているようだから、順調な恋の滑り出しなのだろうけれど、恋が実って欲しい。

友人が心優しく、思いやりにあふれた方。
好きな人に好かれるのは、幸せ。
幸せになってほしい。

感謝