編み物をする小６息子

2年越しで、少しずつ編み足してきた、息子用のマフラーを取り出してくる。

表編みと裏編みを簡単に編んで見せる。

何度も確認をしながら、少しずつゆっくりと編む。

手作りは、暖かい。

100円ショップで、毛糸のマフラー、手袋、帽子など、簡単に手に入る。
しかし、手作りは手作りでしかない温かみと暖かさが存在すると言いたい。

私が20歳の時に編んだマフラーとレッグウオームは、まだ身に着けて活躍している。
毛糸から選んで編んだだけあって、こだわりと愛着があるのだ。

昔の彼氏に編んだこともあったなあ。しかし、夫ではない異性に手編みで編んだものをプレゼントすると、お別れすることになる、というジンクスを聞いたことがある。それがあったせいか、そういう運命だったか、その方とは、結ばれなかった。

大切な人に対して、編み物を編むという行為が好きだ。
編んでいる間、思いを込めることができる、という時間が好きなのだ。

息子は、自分のマフラーを編んでいる。
何でもやってみようという息子の挑戦欲が良いなあと目を細めている。
感謝