ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

父のグループホームを訪ねる

2010年05月04日 08時45分14秒 | Weblog
親孝行というには、申し訳ないような父への訪問。

2月に会った際には、引越しを予定していると伝えていたので、それを心配しているだろうなあと思い、また、息子の中学の制服姿を見せたかったので、息子と一緒に訪問できるようにとこの日を選んだ。

出掛けに息子は、休日なのに制服を着て出かけるのは、嫌だと言い出し、じゃ、普段服でおじいちゃんの部屋で着替えたらいいと伝えると、それは死んでも嫌だと頑固に言い張る。

制服のジャケットを着て、それが恥ずかしいからと冬用のジャンパーを着る。

これでは17度くらいになっている今の時間は、暑いし人目の注目を浴びるよ、とアドバイスをしても、格好つけたがっている息子には、聞く耳がない。

バス停まで徒歩10分。暑くなったか5分くらいして、ジャンパーもジャケットも脱いで、手提げ袋に入れる。

ようやく無言で歩いていた息子と私の間で会話がされるようになる。

お互い、感情が激化したときは、口をきかないほうが良いようだ。冷静になってみると、特に息子は、私が言っていることが、そうか、とうなずくようで、私も忍耐して、その理解する時間を待てば良いのだと、最近息子との付き合い方を学んできた。

バスの乗り換えがうまくいかず、15分待ち、次に30分近く待ち、その間に父が好きそうな、お饅頭やプリンなどを買う。

やっと父のホームに着くと、ちょうどお昼。家を出て1時間15分かかっている。

父は、食堂で昼食を食べ始めていた。父は胃を全部摘出する手術をしているので、もともとよく噛んで食べる食事がもっと遅くなっていた。

父の部屋で25分くらい待っていると、父が戻ってきた。

孫の中学制服姿を見せると、目を細めて、大きくなったなあとつぶやく。

こうやって、孫が成長している姿を見せることが、父に元気を与えたいと勝手に思っているが、義務でやっているかもしれない。

息子は、制服姿を見せるために、往復2時間半もかけて行かなきゃいけないのか、ということも言うが、こういうことが大事なんだよ、と伝える。

家族の絆は、つむいでいくことを息子に伝えていきたい。
ただでさえ、親戚が北海道にいなくて、頼りが無い状態の私たちだから、こうやって、親子、孫だけでも家族の絆を味合わせてあげたい。

物心がついたときには息子は、おじいちゃん、おばあちゃんからの何かプレゼントらしいものをもらっていないから、私が親を大切にする光景を思い出に入れたいと思っている。

でもそれが義務的なら、義務的の記憶インプットだろうと気づいている。

ホームに住む父は、同居する認知症の人たち、介護してくださる人たちの愚痴だらけだ。
だから、父に会うとき、アルツハイマー症で同じ話をずっと繰り返す母に会うときは、自分の心身に余裕がないと、気分転換が厳しい。

昨日は、10分くらい父の愚痴を聴いていたら、自分の体調が良くないようになったので、息子も友達との約束があったので、帰ることにした。

午後2時近くに帰宅して、横になったままで目覚めたら夕方だ。

でも、親孝行の真似事でもしないよりはいいと気を取り直して、また明日から楽しい時間をすごそうと思い直す。
感謝


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