アルツハイマー型認知症の母

重い話でごめんなさい。
母と会って今日は心がきつかった。
ずっと母の母、もう50年近く前に亡くなった「母親が家で待っているから、帰らなきゃ」と私の母が30分ずっとその話をしてくる。
ずっと相槌を打って、「今日は外に雪が積もっているから、明日ね」とか、適当に答えていると、納得していないせいもあって、同じ質問をしてくる。

同じグループホームに住む他の入居者の女性が、「大変だね」と言ってくる。

『魂で会話しているつもりだから』と心でその女性に答える。

母は元気だ。

でも、「もう自分の母親のところ、亡くなった弟のところへ行きたいのだろうなあ」と帰宅して家族につい漏らした。

母とのいろいろな思い出は貴重だ。
感謝している。

今の母が一番希望していることは、自分の生まれ育った実家で兄弟姉妹仲良く暮らしていた時代に戻りたいのだろう。にぎやかで温かい家族だったと聞いている。

そんな幸せな時代があったのだから、母は幸せな人生だったと思いたい。

娘として、微力なことしかできないことに、少し悲しかった。
でもこれが現実。
身を引き締めていこう。
感謝