ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

息子よ、エライ!

2013年12月02日 21時06分06秒 | Weblog
足の踏み場がかろうじて確保されているような床、140センチの高さの洋服ダンスの上に、洗濯した衣類が山積みされていた。

そこを毎週2回ぐらい床をコロコロで掃除する。
掃除のたびに積み上げた参考書や教科書が、すぐに崩され床に散らばる。

数か月前に「何とかならないかなあ」と言うと、「ならないね~、さ、行った行った!」と追い払われる。

先週、テスト期間中に、英語の教科書を持ってきて、教えてほしいという箇所の訳を教える。
その最中に、ipodでLineをしている。

「教えている最中にメモしないで、もう二度と言わないよ、こんなところを今聞いているようじゃ、いろいろと厳しいんじゃないかなあ。自分の人生なんだから、私はどうにも助けられないよ」

「やってもちっともテストの点数が上がらないよ! 俺ってそんな頭良くないんだよ!」

「だって、ずっとLineしながらだから集中していないもん。本気にやっているようには見えないよ。自分でできないって言っているからできないんだよ。すぐに点数に結びつかなくても、本気でやってごらんな」

「この前の実力テストはどうだった?一生懸命に勉強していたじゃん」

「半分くらいの点数」

「そう、じゃあ、これから毎日、ipod無しで勉強を数時間する習慣にしてみれば。自分の本分もしないで、あれ買ってこれ買って、というのは、もうないね。余裕がたっぷりある経済じゃないことくらい、わかっているでしょ?」

「あのさー、母さんの教え子で、同じような母子家庭の子たちは月に500円の小遣いだって聞いたよ。それでやり繰りしているよ」

「わかったよ~」

「……」

この会話が先週の28日に交わされてから、ほとんどこの件について触れずにいたら、1日の日曜に自分から掃除を始めた。

私が夕方からプールへ水泳に出かけて9時半に帰宅した時には、リビングに雑紙のごみ袋と段ボールが積み上がっていた。息子の部屋は、床にほとんどものが置いていなくて、雑巾でふいた形跡があった。

優等生や良い子でいてほしい、って望まないが、自分で自分の道を切り開いていってほしい、だけ。
経済的にも豊かになりたいのであれば、専門職につく。そのためには専門的な学問がいると判断するのであれば、その教育を得るために、今、何をするかに気づいてほしいだけだ。

有名大学ならどこでもいい、とは、今の時代、通らないだろう。

実力、スキル、やる気ある人間が人生を切り開いていく。

専門学校でも、自分の担当する1つの学科は、就職率100%だったが、もう1つは50%がいいとこ。それもハードな仕事になっている。

卒業生はみんな楽しそうに仕事をしているのでいい。

でもその就職につくために、彼らが青春時代らしい遊びや恋もお預けして、課題とアルバイトと就活に明け暮れていたのを知っている。

そんな学生たちの一生懸命な姿が美しい。

ま、美味い食事と弁当を食べさせ、朝、行ってらっしゃいと笑顔で送り出し、後は見守る。向こうから話しかけてくれば、話を聴く。

子育てはまだ続く~。

今日も感謝の一日。



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