ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

九重親方の死に思う

2016年08月01日 19時03分24秒 | Weblog
すい臓がん。
母も最初にすい臓がんが見つかった。
その後に、他の内臓からもがんが発見されて、転移が早く進んだのだと医師から聞いた。
81歳だから十分に生きた。
みんなに愛されて、終末医療を病院で受けるようになっても、医師、看護師の人から、穏やかな笑顔に癒されたと言っていただいた。

九重親方が、数日前に「きつい」と漏らされたとニュースで読むが、母は眠ッたまま逝った。

有名な方が亡くなってニュースに同じ病名だと、母の苦しさや亡くなる時の様子を思い出す。

人はいつか死ぬ。
死ぬ前にどんな想い出がもてて、人にどんな良い影響を与えることができるか、だけだ。
家族に愛され、友人や仕事に良い影響があれば、幸せだ。

母は一所懸命生きた。
よく笑い、自己主張をして、よくおしゃべりをした。
家事は苦手だったが、よく仕事をしてきた。
私をよく愛した。
今、息子がしているように、自分も親から自立したくて、高卒後上京した。

自分が親になってみれば、親の有難味を知る。
ここ、10年だ。特に親孝行したいと思うようになった。
それまでは、親を喜ばせることを意識するより、自分が生きることで精いっぱいだった。
でも間に合った。
満足いく親孝行ではないが、顔を見せて話を聴いてあげることが良かったと自分をなぐさめている。

こういう感慨を味わうことも人生の醍醐味だ。
すべてに感謝。



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