真剣に話し合う

授業で、一人の学生が、最近のテロ事件に刺激を受けたのか、悪い奴らは、原爆でやっつけたい、と言い出した。
なぜシリアに原爆を落とさないのか、という疑問が起きたのだろう。
普段は静かな大人しいほうの学生なのに、そんな意見を表現してきたので、教室は静まり返った。
彼のなかで、強烈な独裁政治をするリーダーがいれば、テロ活動をするような国も治まるという持論を展開したかったようだ。

他の学生たちが、日本は戦争をしない国だから、とか、強国の傘下で言いなりになっているとか、日本の近代史をよく練られていない状態で喧々諤々と話す。

チチの雑誌で知る情報から、日本の自虐観が戦後教育で始まったこと、日本人は闘いを挑まれてもディベイトで対抗するくらい日本の歴史を知っておいた方が良いこと、などを伝える。

慰安婦問題、南京大虐殺まで言い出してきたので、チチの情報で知り得た情報を伝える。

混沌とした状態になったが、悪いことをしてきた失敗から学ぶべきだ、という主張を強く出す学生には、良いことをしてきた歴史からも誇りをもってほしいと伝える。
日本だけが悪いことをしてきた、と反省ばかり強いが、他国も侵略や良くない歴史をもつなかで、今、世界平和に対してどんな考えで行動するかが、自分達に問われているのだと伝える。

今日も激しい１日だったが、良い時間を過ごす。
感謝いっぱい。