昼に、グループホームに住む父の訪問医療医師から、電話をもらう。
「お父様が、水分も食事もあまり召し上がらなくなったので、ご連絡しました」
「このままでは、入院していただくこと、果ては命の補償はできません」
「わかりました。父に会いに行って、話を聞いて見ます」
昼食を終えて、書き物を少ししてから、父のおやつ時間の前に間に合うように、バスに乗る。
父は終末医療を受けている状態だ。
食事も1日1回、食べるくらいと医師から聞いていたように、やせ細って力なくベッドに横になっていた。
横になっているのが、一番楽でいいのだという。
食事やおやつなどで、ベッドから起き上がるのも、体が痛くて面倒なのだという。
横になった父から話を聞く。
孫の様子を聞いて、嬉しそうだ。
私にずっと経済的に苦労をかけて、財産も残さなかったので、罪を感じているという。
こんな体にもなって、「もう(生きているのは)いい」という気持ちにもなったのだという。
父はよく働いて、私が通いたい習い事をさせてくれたので、感謝しているよ、と伝える。
父はまた、5年ほど前に郷里から来てくれた自分の弟が自分に話しかけてくれなかったことを怨みをもち寂しがっていた。
それに対して、「何を言っていいかわからなかったんだと思うよ、おかんがいつも話の相手で、おとんは黙って聞いている人だったから、誰もおとんが何を考えているかわからないし、仕方ないかもなあ」
と正直な自分の意見を伝えると、黙って聞いていた。
水分を少し飲んで、おやつのフルーチェを全部食べて、また横になって落ち着いた頃、父の部屋を出た。
普段よくしてくれている、ホームの介護責任者の方に報告する。
「一度は言いますが、水分や食事のことを強要しません。お父様が強く拒否されると、こちらも見守るだけです」
エネルギーやストレスがかかるお仕事をしていただいていることに感謝する。
玄関を出ると、庭仕事をしていた、施設の運営の社長にも報告する。
「父の話を聞いて、最後の日々を心軽く過ごしてもらうように自分ができることをしていきます」
と社長に伝えると、苦笑して「ご苦労様」という。
体が不自由になった父を、私の友人たちのように、温泉に連れて行くとかもうできない。
最後は、父の悔いの話を聞いて、私も介護の悔いを残さないようにする、共同作業だなと覚悟する。
悔いの話を聞いて共感してあげるという時間は、実は私にとってエネルギーを使う。
自分のコーチングの師匠が、介護のほうの研修セミナーもされているので、そこのところを6月後半にあるセミナーで聞いてみよう。
自分ができることを1つ1つ。
すべてに感謝。
追記
今朝眠れなくて、Dに長々とメッセージしたものが、彼の国の早朝時間に既読になっていた。
彼も昨晩の私とのやり取りを気にしていたということはわかるが、譲れない点を伝えたことを後悔していない。
待つしかないね。
「お父様が、水分も食事もあまり召し上がらなくなったので、ご連絡しました」
「このままでは、入院していただくこと、果ては命の補償はできません」
「わかりました。父に会いに行って、話を聞いて見ます」
昼食を終えて、書き物を少ししてから、父のおやつ時間の前に間に合うように、バスに乗る。
父は終末医療を受けている状態だ。
食事も1日1回、食べるくらいと医師から聞いていたように、やせ細って力なくベッドに横になっていた。
横になっているのが、一番楽でいいのだという。
食事やおやつなどで、ベッドから起き上がるのも、体が痛くて面倒なのだという。
横になった父から話を聞く。
孫の様子を聞いて、嬉しそうだ。
私にずっと経済的に苦労をかけて、財産も残さなかったので、罪を感じているという。
こんな体にもなって、「もう(生きているのは)いい」という気持ちにもなったのだという。
父はよく働いて、私が通いたい習い事をさせてくれたので、感謝しているよ、と伝える。
父はまた、5年ほど前に郷里から来てくれた自分の弟が自分に話しかけてくれなかったことを怨みをもち寂しがっていた。
それに対して、「何を言っていいかわからなかったんだと思うよ、おかんがいつも話の相手で、おとんは黙って聞いている人だったから、誰もおとんが何を考えているかわからないし、仕方ないかもなあ」
と正直な自分の意見を伝えると、黙って聞いていた。
水分を少し飲んで、おやつのフルーチェを全部食べて、また横になって落ち着いた頃、父の部屋を出た。
普段よくしてくれている、ホームの介護責任者の方に報告する。
「一度は言いますが、水分や食事のことを強要しません。お父様が強く拒否されると、こちらも見守るだけです」
エネルギーやストレスがかかるお仕事をしていただいていることに感謝する。
玄関を出ると、庭仕事をしていた、施設の運営の社長にも報告する。
「父の話を聞いて、最後の日々を心軽く過ごしてもらうように自分ができることをしていきます」
と社長に伝えると、苦笑して「ご苦労様」という。
体が不自由になった父を、私の友人たちのように、温泉に連れて行くとかもうできない。
最後は、父の悔いの話を聞いて、私も介護の悔いを残さないようにする、共同作業だなと覚悟する。
悔いの話を聞いて共感してあげるという時間は、実は私にとってエネルギーを使う。
自分のコーチングの師匠が、介護のほうの研修セミナーもされているので、そこのところを6月後半にあるセミナーで聞いてみよう。
自分ができることを1つ1つ。
すべてに感謝。
追記
今朝眠れなくて、Dに長々とメッセージしたものが、彼の国の早朝時間に既読になっていた。
彼も昨晩の私とのやり取りを気にしていたということはわかるが、譲れない点を伝えたことを後悔していない。
待つしかないね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます