金魚ごめんなさい

水槽に取り付けた浄水器の排水口の蓋をし忘れていた。
金魚は、その排水溝の管に頭から吸い込まれて、死んでいた。
夕方気づいた私は、ワーワー騒いで助けようとしたが、手遅れだった。
心が痛くて苦しい。

すぐに仕事に出かけなくてはならない私は、保冷剤の上に死んだ金魚を入れた容器を載せて、学校から帰宅した息子に、川へ葬りに行こうと伝える。
息子もショックを受けたようだ。

仕事の打ち合わせも影響されたわけではないが、低調で、続くなあと受け止める。
引きずられている意識はないが、腹に力が入って、よしやり直すぞと気持ちを切り替える。
ただ、午前と午後にもった取材がうまくいったので、良いのだろう。

今を乗り越えていくしかない。
余り深く考えずに、今出来ることを一生懸命やるしかないと集中しようと考える。
人間だもの、失敗はある。
引きずらず、ゴールに向かっていくしかない。
大丈夫だと自分に言い聞かせて、大丈夫と思ってしまう。
ただ残念と感じたことは、そのままそうだねと受け入れることにしている。
自分を操作しないようにしようと思う。
簡単に出来ていそうで、繊細な自分に気づいているから。
感謝