スキルって自然に活用できている

冬は時々バス移動するのだが、今日の光景で気づいた。

車内後ろ席に乗り込んでほっとしていると、杖をついた方が乗ってこられようとした。
すると、それを発見した60歳位の女性がすぐに乗り口へ向かって、その80歳位の女性へ手を貸されて補助し、席に安全にお座りになられたのを見て、さっと自分の席に戻られた。

それをバスの運転手さんがバックミラーで安全を確認してから、出発した。

ほんの30秒くらいの出来事だが、車内は温かい空気に包まれた。

杖の女性は、降りる際に、補助してくださった女性に丁寧なお辞儀をされて、ゆっくり降りられた。

補助された女性は、介護のお仕事もしくは、家族を介護された経験をもっておられるのがわかるくらいに、無駄のない動きをされて美しかった。

経験、スキルって、こうやって自然に出て、ほーっという動作の動きに見えるんだなあと気づく。

自分はどうか？
バタバタして、スキルがありそうで、それは単なる腹をくくっただけの、なんちゃってスキルのような気がする。

ま、いいか、生きているうちになんとかなっているから。
美しい動きだけは指を加えて見ていようっと。
感謝