母の一周忌

1ヶ月ぶりに父を訪ねると、87歳の父は元気に過ごしていた。
だが、座っているだけで腰は痛み、足の甲は、むくんで辛そうだった。
腰は曲がり、内臓の機能もやっと動いているのが原因だろうと想像する。
息子の様子を心配して聞いてくる。
息子が合格したら、お祝いをしよう。

父と昔の思い出話をする。
家にあった農業の機械、小学校時代、農業を手伝ったこと、その田んぼで休憩時間に梨を食べて美味しかったこと、父が運転するトラクターの後ろに乗って農業の手伝いをしたこと。
すべて、美しい光景として、自分の脳裏に大事にしている。

そうすると、今の息子が私との生活でどんな思い出を美しいと思って思い出してくれるだろうか、と想像する。
少年野球時代に応援していたこと、くらいかな。

子育ては楽しかった。
ＰＣ机の上には、幼い息子時代の写真を飾ってある。
その笑顔に癒される。

縁があって親子にさせてもらった息子の幸せを一生祈る。
こうやって、代々、親子が愛情の絆を感じて生きていくことができることが幸せだ。

すべてに感謝。