ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

父と話す時間がうれしい

2010年02月23日 23時58分01秒 | Weblog
アルツハイマー型認知症の母の言動が許せなくて、感情のコントロールが厳しくなった父。

老いると自分の思うとおりにならないと怒りだすということを、話には聞いたが、目の前で現象を知る。

母の父親、私から見ると祖父だが、九谷焼の絵描きを職業とし、物静かで哲学的な面持ちで愛情深い方だった。
ある日、当時4,5歳だったか、私の従妹のアイスクリームをどうしても食べたいと強く主張して食べてしまって、おばさんに叱られていた。

従妹は泣いているし、今までそんな我侭を言うような祖父ではなかったので、皆が驚いていたが、その後しばらくして、余り介護の手をかけずに、亡くなった。

私が物心がついた時、もう絵描きを引退していたので、どんな仕事をしていたか知らなかったため、亡くなってから、もっと話を聴いていれば良かったと悔やんだ。

だから、今、自分の父親から、昔の家の話を聴きたくてたまらない。
自分のルーツを知りたいのだ。

父は喜んで話してくれる。しかし、自分が晩年に、浪費したことを悔やんだことを話し始めたときは、「大丈夫だよ、人生、楽しんだんだから」と伝えて、話を止めるようにしている。

父は、よく働いた人生だったから、楽しんだ時期があって良かったと思う。

自分の人生、これで良かったんだと思ってもらえたらなあと願っている。
8年後は、米寿。息子の成人式と一緒にお祝いをしようと伝えたら、喜んでいた。

長生きをして、楽しんでいてほしい。
感謝


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