アリースター誕生を観る ２回目

ネタばれするので、読まれる方はご注意を。

アルコール依存症になった理由はなんだろう。
現実逃避なのか。
でもアリーを妻にした幸せがあっても、逃避から克服できないのか。
アルコール依存症って、治癒しにくい病だろう。
元夫がそうだったから。
断酒ってできたら、そもそも依存症にはならないのではないかと疑っている。
意思の強さとは関係なく、恋と同じでアルコールの魅力に落ちたのではないか。

深い闇が、ジャックの心のなかにどうしようもなくあって、アリーを辱めた、と責める心から逃れられなくなっていたのか。

それでもアリーは、ジャックに感謝をし、許し、愛していた。
ジャックもアリーの才能や一所懸命さに惚れた。
結婚前の二人は、お互いの才能を認め合って一緒に曲を作って唄う、素敵な恋人同士だった。

アリーが公に認められ、一緒に曲を作って歌っていたモードとは異なる、人気歌手路線に向かって行くのを、黙って見守っていた。
でも寂しかったんだろうなあ。
一緒に歌っていたら、悲しい結末になっていただろうか。

愛し合う二人を観ながら、自分を振り返る。
恋する人たちの思いや情熱は似通っている。
喧嘩をしても、お互いを想い合う。

すべてに感謝。