ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

思い出の場所を歩く

2019年12月23日 15時55分45秒 | Weblog
転職と共に、住所を変更して今に至る。
2年前に住んでいた町からバスと電車を乗り継いで30分のところだ。
前に住んでいたところは、子育てと両親の介護の思い出が深い。
大学3年生の息子が通った保育園を変えたくなくて、引越しをしても近所だった。
故郷で認知症になった両親に転居してもらって一緒に住んで介護しながら、子育てと仕事をしてみたが、半年ももたなかった。
それで、両親と住むために転居した3LDKの賃貸マンションを引き払って、日当たりだけはいい2DKのアパートに移ったのは、息子が中学に入学する春だった。
冬にそりに息子を乗せて、保育園に通った道を見る。
近所の飼い犬に手袋を持っていかれて、なかなか家に帰ることができないで、困っていた小学校1年生の息子の泣きべその顔を思い出す。
夜、徘徊したアルツハイマー症の母を息子と捜した道には、人の気配がなかった。
息子と一緒に自転車で走った国道は、相変わらず交通が混雑していた。
息子は地方の大学へ行って、なかなか会えなくなってしまった。
その寂しさと引き換えに、新しい人生に向かおうとする。
惜別もいいもんだ。

すべてに感謝。


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