水難

夜11時過ぎのチャイムに驚きながら友人の一人かなあと思って出ると、階下のご夫婦で、洗面所の電灯から水漏れしているので確認してほしいとのこと。
洗面所の前のキッチンの床から水浸し。

平謝りで急いでタオル生地の寝具やバスロープなど、かき集めて水をふき取る。
息子に階下の床を拭いてくるようにお願いして、しかしすぐに戻ってきて、バケツで水漏れを受けているとのこと。
水分が壁下部から湧き出てくる。タオルで取る。

家族ぐるみでお付き合いさせていただいている工務店のT社長に水難の応急処置の方法を携帯電話で伺う。11時半だが、お仕事を遅くまでされている方だと思って、思い切って電話する。
眠そうな声だが何かあったと察してくださる。
水難を伝え、とにかく水分を吸い取る処置をすること、保険会社の契約書を確認し、階下の被害状況をカメラで撮影するようにとのお達し。
階下に伝えると、管理会社に電話したので、しなくて良いとの夜中の騒ぎに疲れておられる様子。
自宅に戻るとTさんから電話で、こちらに向かっているとの事。また階下に行き、応急処置のために工務店さんが向かっていると伝える。
Tさんのアドバイス通り、保険会社に連絡する。
Tさん、到着12時。社員さん二人を連れてきている。恐縮して小さくなる。
階下に脚立などを持って伺うと、管理会社の人がきたらにしてくれとますますお疲れモードとなる。
管理会社の方がいらしたら、電話してほしいと伝えて自宅に戻って、Tさんと皆さんにコーヒーを入れる。
階下から電話が入り、伺うと、管理会社の方と話して結局はTさんは何もせずに帰られることとなった。
管理会社の方が自宅の検分と水難の写真を撮って、保険の範疇で処理するとの言葉をいただく。12時半。息子就眠。
1時まで起きていて、階下から何も言ってこられないので、眠る。

今朝は8時に起床するも、反省モード。
午前中は、昨晩のタオル系の汚れ物を洗濯をし、コインランドリーで乾燥機にかけて片付けをする。
午後、ようやく落ち着いた頃、宮ちゃんがやってくる。頼んだ書類を届けがてら、今年1年、一緒に学び企画する勉強会の打ち合わせをする。

仕事関係のメールを対応しているとすぐに夕方。
階下への謝罪の気持ちの菓子折り等、買い物に出かける。
空腹になった息子は、買い物先で機嫌が悪い。
R亭のロールケーキを買うと、ぜひ食べてほしいという知り合いの販売員の方に３つサービスしていただく。試食してアドバイスするという試みだ。

帰宅してすぐに階下に挨拶をする。
もう水もれは大丈夫で、皆が気をつけることだからと心を軽くするようなことを話してくれる。誠意を表現して、退去する。感謝だ。

明日の準備をしていたら、もうこんな時間だ。
今日も皆さんに感謝して眠ることができることに感謝します。