ないものを意識すると元気を失くす

「あるものに注目して、ないものを嘆いても元気を失くすだけだ」
とよく言ってきた。
日本人は、他人と比べて自分にないものを言って、謙虚なふりをする人が多い。
でもほとんどは、他人と比べて自分に持っているものもちゃんと意識しているから、そんなに落ち込むことはない。
でも、たまに自信があまり見えない人で、謙虚でもなんでもなくて、「自分の肌は汚いから、化粧をばっちり濃くする」と言う人がいて、化粧を濃く塗っているから、肌が汚くなっているんじゃないかなあ、と喉あたりまで言葉が出そうになったときがあった。

でもせっかく化粧した顔がいいと思っている方だったので、それでいいんだろうと、「化粧、上手だね」と伝えた。
自分は本音しか言わない。
自分は眉と色つきのリップクリームしか塗らない、すっぴんで外出する。
その肌を見て、綺麗だと言ってくれた人で自分と比較して、そういう機会があった。

自分は何かを肌に塗ると、化学物質敏感症で、かゆくなったり、涙が出て、化粧をしても心地良くないのだ。
それを正直に伝える。

美しく化粧はできないけど、笑顔は美しくなっていたいという人生を歩む。

化粧品代を節約できているから、いいのだ。

ないものや思い通りにならないことをあえて言うと、愚痴のようになって、元気をなくすから、あえて言わないでいよう。
言って思い通りになるなら、いくらでも言う。
言うのではなくて、あるようになるように行動しかない。
協力してもらう人には、御願いをする。

行動だけが真実。この言葉が好きだ。

すべてに感謝。