ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

業界の勉強会

2008年04月21日 22時15分17秒 | Weblog
その業界団体に所属する知り合いが取得したMBAの教授の講義だった。

事例を元に契約書と覚書の違い、契約書を作る際の注意点などを学んだ。

まず、約束と契約の距離とは、法律的な意味があるか否か。
飲みにいく約束をしてドタキャンされても仕方無いが、金銭のやり取りが生じる仕事の契約では、あらら残念というだけの処理ではすまない。
契約と覚書の違いは、その内容についてトラブルが生じた時に、当事者にこの内容を裁判所にもっていく決意があるか否かだけで違いはないとその教授は言われた。

契約書とは、当事者間の前向きな取引を意味するもの。
裁判官がなるほどとわかる内容を平易に表現されて書面にしていること。
不履行、または、不可抗力が起きたとき、どこの国の法律か、いつ契約が履行されるか(時差が生じる国際取引の場合、要チェック)明確にされているのが本来の契約書だと言われた。

目からうろこだ。

まとめとして、「契約書は、自分の権利と相手の義務が最大限であれば良い」という当事者間の地図だという。
何の取引か、誰が見てもわかるように、この契約の目的物、いくつ、いつからか、を私から渡すもの、相手からもらうものが双方とも明確に表現されていること。

契約書を交わすことの重みを再認識した。

最後に契約書をサインする相手がこの契約の権限をもっているのか確認することをアドバイスしてくださった。
経営者が、理事会の承認がいる、弁護士がもう少し考えろと言っているなどと書面を交わしたのに、内容を先延ばしにするケースがあるからだという。

お互いの人間関係を試されるなあと身を引き締まる思いがした。

学びはいろいろあって楽しい。
感謝


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