抑々私の夢は看護師でしたので、
高校を卒業すると看護専門学校へ進学しました。
幼い頃からの夢に向かって歩き始めた私は
それまで悶々と過ごしていた子供時代を
上書きするかの様に、
一心不乱に看護を学びました。
田舎にある農家の離れに下宿して
ただただ学校と実習病院との往復。
悔しさや意地の様なものをバネにして
頑張っていた気がします。
思春期特有の孤独感、自信のなさ、人と比べて感じる虚しさ、
期待に応えられないもどかしさ、力も根拠もないくせに
無性に反発したくなる衝動。
それでも自分を諦めないぞっていう気持ち。
国家試験に合格し、とうとう看護師になったかというと
違うのです。
看護の勉強や病院実習、子供の施設でのアルバイトなどを通して
別の道を志す様になっていました。
綺麗な顔立ちに美しい優しい言葉選び、
とても知的な子でした。
その子はクラス全員から
初めは女子から、それをみた男子から
総員から無視を受けていました。
―どうしてよいのか、心臓がドキドキバクバクして
息が出来なくなりそうでした。
思い切って母に打ち明けたら
学校に連絡がいって
今度は憎しみのレベルにいじめが変化しました。
誰も守ってはくれなかった。―
寄り添ってあげられなかった
その子との出逢いによって
子供に寄り添うお仕事
養護教諭を目指す様になりました。
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