台風の進路は、高気圧と低気圧の前線の関係等と、通り相場の解説に終始する脳天気な気象予報士の解説には呆れるばかりなのですが、地球上の気象を決定する最大の原因は、地表の70%を占める海と、その海流によるものなのです。
炭酸ガスによる地球温暖化等という、木を見て森を見ずの一学者が述べた学説を鵜呑みに信じ、それが気象を語る上での常識や定説となっておりますが、ならば、その温暖化した筈の冬の寒波や豪雪に対する説明はどうなるのでしょうか?
温暖化で溶けたとされる極地の氷の量は、地球観測衛星の調査でむしろ増加している事が判明しているのが事実です。
では、何故、現在の日本各地に見られる夏の異常な高気温の原因という事になりますが、それは、日本周辺の海の海面温度が高いという事です。
海の平均水深は3800メートルであり、海面からほんの少し下の海水温度は一年を通して殆ど一定に保たれているのです。
台風は、赤道近くの発生地の海面が急激に温められる事によって発生し、その後の台風の方向は地球の自転によるものと、その方向先の海面温度による影響が大きく、より海水温の高い処を選んで進む様にも見えるのですが、それは台風が海面の水蒸気のエネルギーによって育つ、または勢力を拡大するという事と密接な関係があるのです。
日本の周辺には、太平洋側の日本海流と日本海側の対馬海流という暖流が流れておりますが、そのどちらの源流も、東シナ海の直ぐ近くを通ってくる為に、この東シナ海から受ける影響が非常に大きいのです。
その東シナ海は、中国大陸の湾状になった海域であり、その水深は最も深いところでも数百メートルという非常に浅い海域なのです。
近年の中国於いては、この東シナ海を河口とする揚子江と黄河という世界的な大河川に関係する治水プロジェクトによる巨大事業が施行されて完成したのですが、そのプロジェクト最初の三峡ダムの完成による貯水開始と同時期に始まった九州地方の豪雨被害が発生したのを皮切りに、黄河の小波底ダムや、南水北調プロジェクトの大運河の完成と運用に比例して、豪雨や台風、そして寒波や豪雪といった日本の異常気象が頻発化して行ったのです。
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