残りは今晩だけ

あの子は　あと一晩この家に泊まったら又歩んで行くのだろう

力持ちで若い　あの子は先祖を引き連れて行くのだろう

たった３泊しただけで　手元から離れて行ってしまう

お盆なんて！と思ったがほんの少し身近に感じられた

迎え火には涙が溢れ　また送り火には別の涙で見送るのかー

元気だった頃　迎え火と送り火の炎と煙が必ず彼の立つ方向へ靡いて　煙たそうにしていた姿を限りなく偲ばれる

今なぜ彼がここにいないのか？

答えは絶対に不明のままだ

秋になったら巡る旅に行こうー

いつも一緒だから　(/o\)あぁ!

お 盆

地方では　今が　お盆

ご先祖様が年に１度家に帰って来るのだそうだ

どなたが諭したことかを知らないが　実感がわかない

ただの慰めにしか思えない

しかし抵抗してみても辛さが増すのみだから信じる　心を持つ事にしたいー

子供の頃は　お盆が楽しみだった

親戚が大勢揃って　子供どおしで走り回って遊ぶのが

冷えたスイカをお腹いっぱい食べさせて貰えた

Ｓはスイカが大好物だった

死ぬほど　タラフク食いたいと　良く言っていた