ピカールのネコライオンな日記

日々の雑感、鑑賞した映像作品や趣味について書いたブログです。

竜とそばかすの姫

2021-09-25 20:00:00 | 映画
表題作品を映画館で鑑賞しました。

細田監督作品は『時をかける少女』から映画館で必ず鑑賞しているのですが、
今回は前情報からどうも気乗りしませんでした。

そんな気分で見た感想も、う~ん構成が少しアレかな、と。
展開とか緩急とか説明不足とか色々とアレでした。
見ている最中はそこまで気にしませんでしたが、
説明不足に関しては一度しか見ていない身としては、
そもそも作品内でキャラ達の会話にも散漫な点もあるので、
観賞後の脳内補完でも理解が追いつきませんでした。
演出にかけて有数の能力をお持ちの監督なので、
その各シーンを読み取る能力が私に足らなかったのかもしれません。
でも話の細部まで丁寧に解説して欲しいという訳では一切ない
(というかそれだと面白みがない)のですが、
理解しきれない作品はやや困ります。

製作に十分な時間が取れなかったのかなぁ。
でも背景美術
(特に土佐文旦の段ボール箱を出すあたりよく分かっています)
は綺麗でしたし、
映像としてのアニメは音楽など良かったのですが画としてのアニメ、
意図的にしたのか分かりませんがモブの顔が描かれていなかったりとか、
例えばそういう点も弱かったと。
CG処理とかも以前より格段にレベルが上がっているのですが、
逆に画として見慣れない雰囲気が漂っていたかと。
それでも雰囲気で約2時間押し切れるあたりがすごいですね。

これまでの作品と比較すると、
『おおかみこどもの雨と雪』よりはマシといったくらい感じです。
ちなみに私は「おおかみこども~」は評価していないので悪しからず。
もう一回見れば感想が変わるのでしょうか?


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