先日東京スカイツリー周辺に行ってきました。私が行ったのはオープンした5月22日の週末の26日でした。浅草には何度か行っていますが、雷門周辺も人でいっぱい。道路も歩行者天国になっていてびっくりしました。隅田川沿岸のビュースポットは観光客で一杯でした。対岸には勝海舟の銅像や水戸藩の江戸屋敷跡の隅田公園がありました。すぐ近くの両国で生まれた勝海舟。幕藩体制が揺らいでいた幕末で活躍し、明治維新の扉を開いた西郷との江戸城の無血開城では大きな役割を果たしました。幕臣の中では、その辛辣な表現や体制批判で評判も悪い面もありますが、そうした世間離れした人でなければスムーズな政権移譲は難しかったかもしれません。すぐ近くには尊皇攘夷で江戸幕府体制継続を模索した水戸江戸屋敷跡があるのも歴史のおもしろさかもしれません。(ただし、15代将軍慶喜は大政奉還に合意、その後勝海舟などの運動もあり、名誉回復しています。)江戸から平成へ、浅草周辺が、400年の時を経て、ふたたび注目を集めています。
浅草側からの眺め。近未来の風情で多くの人がシャッターを押しています。
勝海舟銅像。明治維新に貢献。幕臣でありながら、日本の将来を見据えることができた人物でした。
隅田公園(水戸江戸屋敷は花見の名所でした。)
隅田公園庭園((水戸江戸屋敷蹟)
東京スカイツリー。近くで見るとその存在感にびっくり。週末は20万以上の人が訪れ、周辺は大渋滞でした。