今日も寒いですね。2月も終わるというのに。
3月には、ここ群馬も梅や桜など彩り豊かな季節を迎えます。
さて、先日江戸の本所、今の両国周辺を散策してきました。
本所といえば私が好きな鬼平犯科帳の主人公長谷川平蔵が若き日を過ごした場所でたびたび登場します。
かつて、江戸時代は浅草や本所などは観光の名所でありました。
今も浅草寺や隅田川のサクラ、そしてスカイツリーと多くの人でにぎわっています。
私が行ったのは、両国駅からほど近い回向院です。
この寺は明暦の大火(1657年)の犠牲者10万人を埋葬し建立した寺です。
境内には犠牲者を弔う供養塔が建っています。
そんな中私が興味があったのは、日本の国技である相撲が明和五年(1768)ここで始まったことです。
今相撲は6場所制ですが、回向院で開催されていたときは2場所制でした。
明治42年(1909年)には、東隣にドーム型の両国国技館が建設され、ここで興行が行われるようになりました。
歴代相撲年寄の慰霊の為に建立した力塚もあり、相撲界やファンも訪れます。
私が小さい頃は蔵前国技館での相撲が開催されていましたが、ふたたび両国の地に国技館が建てられ今日に至っています。
明暦の大火(1657年)の犠牲者を弔うため建立されました。
回向院東隣にあった両国国技館。今は駅近くに移転しています。
相撲年寄の慰霊の為に建立した力塚