社会保障費を少しでも抑えるために負担増やサービスの絞込みの施策が着々と進んでいます。
厚労省は負担能力のある人に多く負担してもらう「応能負担」をたくらんでいます。
高齢者にも一定の負担をさせる、熟年者軽視の横暴な方針です。
高齢者の方々は、一生懸命に働いてくれて私たちの生活を作ってくれました。
それを、お金が有る高齢者の方々から金を巻き上げる本末転倒で理不尽なことを考えています。
これは、「オレオレ詐欺」に匹敵するほどの悪質な行為です。
永田町の自民党本部の会議室でのやりとりです。
厚労省幹部らが、来年の通常国会で法改正を目指す医療制度の改革案を説明しました。
国会議員から一斉に異論がわき起こったといいます。
矛先は、75歳以上の「後期高齢者医療制度」です。
低所得者保険料を軽減する「特例」の廃止案でした。
最前列に陣とった「功労族」の大物議員が言いました。
「できるだけ慎重にやってください」
この言葉は真意ではありません。
選挙前にこのような好評をされては与党の不利になってしまいます。
選挙に勝てば「どうぞやってください」と成るでしょうね。
厚労省はこの案を含む「改革試案」の公表を2日後に予定していました。
しかし、与党に配慮して見送りました。
厚労省と与党の絆は固いですね。
選挙が終わって与党が勝ってから公表すればいいだけの話です。
「特例」をやめると、約870万人からの保険料を巻き上げられます。
後期高齢者医療制度は2008年に開始しました。
野党や国民から「高齢者生存権の破壊」と激しい批判を浴びました。
「自民党にはこの批判が、09年の政権交代に繋がった」とトラウマを自民党議員が語ります。
しかし、高齢化で社会保障費は、毎年1兆円増え続ける現実があります。
政府は選挙が圧勝した暁には、来年の通常国会で「特例」の廃止の法案を提出します。
政府関係者が語る予定は以下のとうりです。
*介護保険利用料。年金収入280万以上の人は1割~2割負担増額。
*特養老人ホームの入居制限
新たな入居者について原則「要介護3」以上。
*特養老人ホームの相部屋代の自己負担増。
一定の所得がある人に全額負担増。
全国の特養老人ホームの118施設で利用者の利用料の未払いを厚労省が確認しています。
現段階で利用料を払えない高齢者が多数存在することは政府も確認しています。
結果的に負担を上げれば特養老人ホームは利用出来なくなることを目的と確認できます。
そして、医療機関にも協力を得ています。
私は筋ジストロフィーで半年に1回受診しています。
先日受診に行ってある変化に違和感を覚えました。
それは診察室前の張り紙です。
「立てる方は車椅子から降りて歩いて診察室に入ってください。」でした。
私は少し考えて理解できました。
お年寄りが介護認定を受けるのに医師の診断書が必要です。
私たち障害者も同じ立場です。
すなわち、「あなたは歩行に問題ありません」と医師は判断します。
結果、介護認定の取得をさまたげる現象が医療にも及んでいます。
現実的に障害年金も最近では1級から2級になった事実が社会問題になっています。
消費税の見送りの穴埋めはお年寄りや我々障害者の生活破壊で穴埋めできると判断しています。
これは社会的弱者すべてに当てはまることを私たち国民は警戒が必要です。
特定の人たちだけが恩恵を継続できて、貧しい人は強烈な貧困現象を与えられます。
誰もが自公政権のきな臭ささに気がついていると思います。
この選挙は日本の歴史を変貌させる重大な選挙です。
各政党のマニフェストを真剣に確認する必要があります。
候補者が街頭演説をしていたら直接疑問を尋ねるのも重要です。
しかし、政党のマニフェストを支持することが本当の民主主義です。
すなわち国会は私たち国民が構築する権利と義務を得ている自覚が必要です。
真剣に考えてください。
愚かな暴力の剣を子孫に継承すれば、歴史を考え見れば必ず日本の崩壊が見えるはずです。
ただ人が良さそうとか、面白いとかで大事な一票を投じることは自滅行為です。
「だめよ~だめ、だめ」の言葉が流行語大賞になりました。
こんなくだらない、フレーズが日本国民の共通認識と世界から判断されれば私たちは馬鹿に見られても仕方ないですね。
「集団的自衛権」も流行語になっています。
海外は日本の集団的自衛権の行方に注目しています。
勇気を出して暴力を振るわない人類の見本になれる日本の構築に共通認識を確保しましょう。
戦争のお金より、福祉のお金を確保することが身近な生存権と確信します。
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