日記 回復と余命宣告
先日の受診で、
余命宣告をさらりと言われました。
正直その時は、
どこか絵空事のようで、
まるで他人事のような、
思いたくもないと言うよりは、
この私の事を言っているようには、到底思えませんでした。
日に日に回復を実感している矢先でしたから。
とはいえ、転移先は沈黙の臓器として名を馳せておりますから、
医師の言う統計学上の余命期間も、決して脅しではないことが伺い知れました。
そう宣告されたその晩は、
じわりじわりと
私の内部に宣告が響き渡り、
ひとりシクシク泣けてきました。(ニャンコ2よりは、長生きしたかった!)
とはいえ、
そもそも私は稀な部類なんであります。
まず、考えかたが
多勢に入らない事が多い。
そして次に、
医師を、あまり信用していない。笑
そしてこれは、本当、
偶然は必然で、
万事塞翁が馬に繋がるんでありました。
知人に、
私と同じ経緯のかたがおりまして、
そのかたが、5年ほどで、
完治しているのでございました。
まあ、ステージは私よりずっと軽いんですが(汗)、
同じ発症で、同じ転移先なんでありました。
このかた、一時は周囲も、もう永くないなと諦めていたほどの病み具合でございましたが、
本人曰く、『 消えてしまった 』
んだそうです。
生活ぶりはといえば、
心病む事なく、
好きな趣味に精を出していたようです。
こうして周りを見渡せば、
老人の知人が多いせいか、
癌中、癌克服、のかたが5人おりました。
その方達が、皆、抗癌剤を勧めてくるわけでございます。
勿論、医師も。
なんで、1発くらいは、と、
私も試してみようかな…と。
(今でも気は勧みません)
今の私と同じ歳に、
胃を全摘した知人から、
『 若いんだから乗り越えなきゃ!
若い分、いい方向にさえ舵をきれれば、あとは早いから!』
『 こおゆうのは、気持ちが大事だから。そんな風に思っちゃダメだよ!』
と、励まされました。
それに、そもそも私は、
医者の言うことを、
全て鵜呑みに出来ないたちなんでございました。
よかった!笑