
絵本などにもなっていたりするので ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが
70才から独学で絵を勉強し、101才まで農村風景を書き続けたおばあちゃんです。
行くまでは知らなかったのですが、彼女がこのような絵を描いていた頃は、農村は過疎化が進み、みんな都会に出ていってしまって
絵の中にあるような にぎやかな町ではなかったそうです。
でも、彼女は農村のすばらしさを広めるべく、書き続けた、(新聞や雑誌などの古き良き時代の写真や絵などを参考にして)ということです。
本来は「偽り」の絵ではあり、技術が素晴らしいかと言えばそうでもなく、時々遠近法なども「ん?」という所があったりするのですが なぜか あたたかい「心」が伝わってくる作品なのです。
人の顔なんかも、子供が書くような 点々の目と棒の口、だったりするのに、楽しさが伝わってくるのです、、。不思議です。
良い絵を見た、と思いました。
一部、絵をそのまま刺繍で表現しているものもあり、先日の田川啓二展に続いて、「私も精進せねば、、、、。」と思わせられました。
創作の原点、を考えさせられつつ、素直な気持ちになれる展覧会でした。
帰りに、ターシャチューダーの絵本を一冊買いました。
この方も生活全体が素晴らしい方、、、、、
シンプル、の意味をつくづく考えさせられました。
絵の中に出てきた「アップルバター」(大きなお鍋でみんなでリンゴを剥いて煮ていました。)、作ってみたい!!!!!