こんにちは、都市活力創造室の笹久保です。
30日(火)開催分の観光あるき「服部・浜コース」をご紹介します
今回のガイドは、以前にもガイドをしてくださった、とよなか・歴史と文化の会の大下さんです
<服部天神宮(服部元町)>
大下さんから、”足の神様”のいわれの1つをお話しいただきました
「菅原道真公が左遷されて大宰府へ赴く際、このあたりで持病の脚気に悩まされていたそうです。こちらの服部天神宮でその平癒を祈祷されたところ、不思議と痛みが治り、無事大宰府にお着きになったと伝えられています。」
<住吉神社(服部南町)>
国登録文化財で大阪府最古の能舞台を見学させていただきました
<天竺川と経塚>
この経塚には、天保13年(1842年)に、地元、浜の学者、樋口慶助が天竺川の洪水を治めるよう経典を埋めたという言い伝えがあるとのことでした
<今西氏屋敷周辺>
中世以来、奈良春日社領荘園・垂水西牧を管理した荘官、今西氏の国指定史跡のお屋敷です
屋敷内には春日大社の若宮を移築した南郷春日神社本殿もあり、毎年1回の一般公開時に見学することができます
今年は10月20日に一般公開されましたが、参加者からは、来年度はぜひ参加したいとの声があがりました。
<鹿塚>
今西氏が奈良からこの地へ赴く際に、ついてきた3匹の鹿の墓と伝えられているそうです。
<外堀>
発掘調査で、今西氏屋敷の外堀の一部が確認されました幅9メートル以上、深さ1.2mにもおよぶ大きなものと推測されています。
中には発掘当時の様子の写真が飾られています
<飯野藩浜屋敷跡碑周辺>
ここには、江戸時代に大阪定番をつとめた、上総国(千葉県)飯野藩保科氏のお屋敷がありました
周辺は、古いまちなみが残っています。
この壁は、船の一部を使っているそうで、釘のあとなどにその名残が垣間見えます
<穂積遺跡>
主に服部駅の西側一帯に広がる集落遺跡です
この地域の地下3mほどを掘ったところから、大量の貝の化石が発見されました。
よく見ると全ての貝が立っており、一瞬のうちに土砂が積もってそのまま化石になったのではないかと言われているそうです
こうしたことからも、縄文時代中期(約4,500万年前)の服部一帯が遠浅の海であったことがうかがえます。
<豊島公園>
ツアーの最後は豊島公園へ
色とりどりの秋のバラを観賞しました
今年度、全4回の観光あるきボランティアガイドツアーも無事終えることができました
参加くださったみなさん、ありがとうございました