こんにちは!
地域経済課の高島です
ここ数日、少し暖かい日が続き、春が近づいてくるのを感じるようになってきました
今日は、そんな陽気に誘われて見学に行ってきた、暮らし応援ゼミ参加店の「ファーマシーそま」のゼミの様子をレポートします
ファーマシーそまは、せんちゅうパル2F南側にある薬局です
お店に入ったことはなくても、店頭に飾られている鹿の角やサルノコシカケに目をとめたことがある方も、一人や二人じゃないはず
そんなファーマシーそまが提供するゼミは、もちろん漢方薬講座
その名も『漢方薬ってなあに?~冷えと漢方~』
実はこの講座「漢方薬に興味はあるけれど、いったいどんなもの?」と思っている方向けの講座で、夏に大人気だった入門編の第2弾なんです
気になっている人も多いと思うので、早速ゼミにお邪魔します
講師はもちろん、店主の兒玉(こだま)さん
今回の会場は、店の奥にある漢方薬のカウンセリングスペース
薬草茶を飲みながら、ゼミスタートです
目の前には10種類の漢方薬と名前を書かれた紙が……
地黄(じおう)、当帰(とうき)、白朮(びゃくじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)、黄耆(おうぎ)、
桂枝(けいし)、芍薬(しゃくやく)、川芎(せんきゅう)、人参(にんじん)、甘草(かんぞう)
むずかしくて読めないですね~
兒玉さん「どれがどの漢方薬かわかりますか?」
名前当てクイズスタート
見て、触って、匂いをかいで、実際に食べてみて...
『う~ん、赤っぽい色からしてこれは人参(にんじん)?』
『甘草(かんぞう)って、甘味料になるってことだから、少し甘いこれかなぁ?』
『桂枝(けいし)って、シナモンのことだからこの味じゃないかなぁ!』
参加者みんなで、あ~でもない、こうでもない
お、ようやく解けました
兒玉さんから、それぞれの漢方薬の効用(作用)も教えてもらいました
今回は、「冷えと漢方」ということで、ここにあるのは全部、冷えに効く漢方薬だそうです
漢方医学では、
「冷え」は未病の一つ
放置すれば病気になってしまう、半健康半病気の状態 とのこと
「冷え」の原因は、生まれ持ったいわゆる体質的な部分と、クーラーや若い人たちの肌の露出などの生活習慣による寒冷暴露の積み重ねなどによるそうです。
結果、抹消血管の循環障害がおこり、さまざまな病気の原因になりかねない と考えられているそうです。
ちなみに、50年前の日本人の平均体温は、36.89℃もあったそうで、体温計にある37℃の赤いラインは、平均体温のラインを示しているそうです (皆さん知ってました? トリビア)
その他、「冷え症」の症状に応じた漢方薬の紹介や、日常生活での「冷え対策」など、役に立つ情報が盛りだくさんでした(すべて紹介できなくてゴメンナサイ...)
そして最後に登場したのがこちら
ゼミの間、私たちの横にある煎じ器で、名前当てクイズ全10種類の漢方薬が煎じられていました
十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)と言い、冷え症の中でも、疲れやすい方や風邪をひきやすい方に効果があるそうです
さてさて、初の漢方薬のお味は・・・
『独特の苦みの中にも、後味は甘~い』
『思ったより飲みやすくて、美味しい』
ゼミ受講後の感想は...
『勉強になったし、楽しかった~』
『前から漢方薬に興味があったけど、実際に見たり食べたりするのは初めてで、もっと漢方薬を知りたくなりました~』
『今度またお店に来て自分にあった漢方薬を見つけてもらおう~』
など、たくさんの喜びの声をいただきました
参加者のみなさん、元気をもらって笑顔で帰られました(^_^)
ファーマシーそま
豊中市新千里東町1-3-222 せんちゅうパル2F
TEL06-6831-2570(営業時間10:00~19:30/無休(年末年始除く))
気になる方は、市ホームページのチラシをチェックしてください
http://www.city.toyonaka.osaka.jp/machi/sangyoushinkou/eventcampaign/kurashiouen.html
参加店の店主さんたちが運営しているフェイスブックページでも情報発信中です