このお皿も最近ヤフオクで購入しました。
価格は送料込みで昼飯3回分と札が全然入らなかったものです。
ただこの出品者さんの他の品を見る限り間違いなさそうに思えました。
時代:延宝~元禄;1670~1690年代
サイズ:口径約 11.2cm 底径6.1㎝
高さ約 3.3cm
サイズ:口径約 11.2cm 底径6.1㎝
高さ約 3.3cm
と年代まで記載してくれてましたので色絵の柿右衛門はあんまり分かりませんが勉強のつもりで購入しました。
縁取りが変形の型になっています。
金彩もあります。
裏にはなにもなし
ホツは3箇所のもちろんの傷ものです。
裏にはなにもなし
ホツは3箇所のもちろんの傷ものです。
形のせいか先日ご紹介した小皿よりやや重い感じです。といっても普通の薄手のお皿くらいで先日の小皿がかなり軽かったです。
白磁の色も先日のものの方が気持ち濁りが強いように思いました。
我が家の色柿勢揃いです。
左から年代順のつもりですが、時代の間隔はそうないと思います。一番左から二番目に至るまでの進歩は何があったのかと思います。技術革新しすぎかと笑
数百円でしたので本も買ったりしています。後ろの方は昭和32年とか書いてます。もはや古文書です。
例によって写真はみましたが中身はまだちゃんと読んでいません。。。
あとで読みます。絶対に、、、いや多分。
鎬の付け方も独特ですね。よく見ると2段になっています。
昼飯3回分なら、言う事なしですね(^.^)
小さくて細工のいいものが好きで気に入った安いものがあれば購入してしまいます。(^^)
ですが最近は少し我慢して値段が多少しても傷のない良いもの手に入れた方がコレクターとしては良いような気がしています。Σ(-᷅_-᷄๑)模索中です。
まあ軍資金が乏しいので厳しいですが笑
また、同書は、古九谷様式から柿右衛門様式に移行していった理由を次のように書いていますね。
(3)需要に対応する様式の変化
古九谷様式作品類はオランダ東インド会社による輸出開始により作風に変化を生じ、所謂、「初期輸出期色絵」タイプに変化し、さらに寛文後期から延宝にかけ柿右衛門調へと変化していく。
ヨーロッパなどの輸出先の好みは決して古九谷調ではなく、明るく清潔な感覚を与える柿右衛門様式であったためと考えられる。
需要の好みに応じ、製品の様式が変化していったのが柿右衛門様式であったといえる。 (P.338~339)
同書によりますと、一番左側の小皿の初期輸出期色絵<後期古九谷様式>から左側二番目の柿右衛門様式への移行は、需要の好みによって変わっていったということになるようですね。
技術的には、もう十分に対応出来る状態だったということでしょうか。
左から二番目の小皿は、造形的に厳しい造りで、古九谷様式の名残をとどめていますね(^_^)
ありがとうございます!
すごく腹におちました!!
単純に20年そこらで随分技術が上がったな思ってました笑
海外輸出需要に伴う変化に対応した結果なんですね。
やはり時代背景と共に造形や絵付けの変化を考察しながら蒐集した方が面白いですし、なにより時代特定の大きいヒントになりますね!
コレクターとして成長するには、やはり本はしっかり文字も読まなければなりませんね。(-᷅_-᷄๑)
蒐集したものを調べて楽しむということができそうです(^^)
個人的にこの手の成形は大好きですが、ウチには染付の傷物しかありません。
左から順に時代を追って並んでいますが、一番左の初期色絵に魅力を感じます。
青と緑という寒色だけで絵付けされているのがシブい魅力なんですよね。
良い品をお持ちです。
二段縞の成形での時代推測は分かっていませんでした!ありがとうございます。今後の参考になります。(^^)
一番左はまさにおっしゃる通り、青と緑のコントラストが気に入り手に入れました!
品は甘手のもはや陶器みたいな傷ものですが笑
いつかこの辺りの完品を手にしたいものです(^^)