貴方の判定は？

文化審議会国語分科会の漢字小委員会では
２０１０年を目途に改定される新漢字表に、
新たに加える漢字の選定作業を行っている。

今月１６日に開かれた会合で新たに加える候補漢字の
二次案として１８８文字を提示した。
（一次案は２２０文字）
今回の選定では第一次案の２２０文字から
熟語になりにくい字や、固有名詞で使うことが多い字を
除外して絞り込んだそうだ。

因みに次の３２文字は、新しい常用漢字表に入る可能性が高いとの由。

・阪・脇・頬・鎌・奈・狙・亀・眉
・頃・虎・呂・股・岡・斬・籠・須
・曾・俺・鹿・闇・匂・稽・誰・弥
・尻・鶴・謎・藤・韓・熊・膝・凄

１８８文字は知る由もないが、
さて、皆さんはこの３２文字をご覧になってどうですか？

小生はなるほどと頷ける文字もあるが、いままで
入っていなかったのが不思議に思えるものもある。
例えば、亀、眉、頃、虎、岡、誰等々

一方私見ではあるが、
常用漢字として登録するにはいささかどうか、と
思われる文字も意外と多い。
例えば、頬、呂、籠、稽　等だが…

見識ある委員の方々が、いろんな角度から判断されて
選定されているのだろうが、少々違和感があるのは
小生だけだろうか？

いっそのこと候補文字をある程度絞り込んだら、
それこそ公にアンケートでも実施して
国民の意見・選択を問うなどしたらどうか？

小さなことではあるが、こういう形で国民の参加意識を醸成し、
文化事業や教育、その他国政への関心や、意識高揚を図る手立ての
一つとして活用したらどうだろう。

日本の国民性を考えると、簡単でよい手立てと思うが如何かな？