自由人?

自分なりの自由な生き方を模索できているだろうか?

些細な出来事ーでもちょっと良い気分

2007年02月27日 | ひとり言
今朝の電車は時間のせいか結構空いていた。
立っている人は、小生を含めて数人程度、まばらな状態だった。
次の駅で20代の若者が、カバンと紙袋を片手に
もう一方の手にはパンとジュースを持って乗り込んできた。

その若者は小生の隣に立つと、荷物を足元に置いたまま、
中吊り広告を見ながら小生の方を向いて、やおら食事を始めた。
《朝の電車で何だ》とは思ったが、まっ、害になるわけでもないので
小生も黙って新聞を読んでいた。

若者は食事が終わると、パンの包みとジュースのケースを網棚に載せて
携帯を取り出し、ピコピコ始めた。

そのゴミは網棚に上げた小生のカバンにくっ付く位置だし、
ジュースの残りが付かないかと細かな事が心配になったりした。
第一このままほったらかしにするのではないか、と気になった。

「こんなところに置いてかないで、もって行けよ」
小生が見る限り、変な若者ではなさそうなので、思い切って声をかけた。
若者はちょっと戸惑った風であったが、
「ちゃんと持って帰りますよ」と応えた。

小生も、若者の素直な態度にほっとしたが、内心は少々ドキドキしていた。
今時の若者はすぐ切れるし、逆上して突っかかってきたらどうしよう、と
思っていた。

その若者は、乗り換え駅で荷物とそのゴミを鷲摑みにして降りて行った。

網棚への乗せ方から見ると、声を掛けなかったら、若者はおそらくそのまま
知らん振りして降りたと思われる(失礼!)。
また、小生も黙っていたら、何となくもやもやと
晴れない気分になっていたであろう。

はからずも、若者もキチンと話せばそれに応えるという事(当たり前の事か!)を身近に体験したほんの些細な出来事だった。
が、小生、今日は何だか気分が良い。

ちょっとした事だが、これからも心掛けよう。





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