歩き日記

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尖山(とがりやま)と観音像巡り

2007年05月23日 | Weblog
 山の案内 歩き日記 宮崎県北部の山(アルファベット記号マップ参照)

 美郷町西郷区に行くことになり、観音像を巡りを計画する。1時間もあれば回れるだろうと簡単に考えていた。役場職員に教えてもらった道順に従い、狭い林道を対向車に注意しながら車を走らすと、役場から10分で駐車場に着いた。

 入口には観音滝の支柱が立っている。案内板を見ると観音滝を中心に33体の観音像があるらしい。観音堂にお参りし雑草が繁茂した歩道を登ると、観音像の道標がある、道標に従い登ると観音様が鎮座されている。

 雑草が繁茂した登山道からガレ場の登山道を歩くと水の落ちる音が聞こえてくる。



 しばらく歩くと観音滝に着いた。滝の展望所は沢を徒渉しないといけない。丸太橋を慎重に渡ると滝が見える。水量は少ないが、岩壁の白い泡沫が美しい。

 滝の展望所から薄暗いガレ場の急坂な登山道を観音様にお祈りしながら登ると視界が開け、快適な登山道になる。登山道沿いには観音様が鎮座されている。



 快適登山道を歩いていると、清流の美しい渓谷に出くわす。滝の上部であろう。渓谷沿いの登山道を歩くと赤い目印テープが尾根沿い方向に見える。観音像は尾根にあるのかと思い登る。

 ここからがすごい急坂直登の連続であった。「ヒィヒィ」とあえぎあえぎ登る。「観音像はまだか」と独り言を言いながら登る。



 予定時間オーバーだ。ここまで登ったのだから引き返す訳にはいかないと、開き直り尚も登ると黄色目印テープが見える。テープには山頂まで15分と書いてある。

 なんと観音像探しがいつのまにか登山になっていたのである。うれしいやら、山名は何だと思いつつニコニコしながら、急坂を登ると山頂に着いた。山名は「尖山」であった。

 山頂からは樹木の間からわすかな眺望が得られるだけであった。登山口から観音像を見ながら70分で山頂に着いた。急坂登山道にはロープがないので、滑らないように慎重に下り、途中、観音様にお礼を言いながら40分で登山口に着いた。1時間50分の山楽であった。

 ところで肝心の観音様だが、道標、踏み跡も不明瞭で、10体の観音様にしか出会えなかった。残念であったが、出会った観音様の優しい笑顔に心が癒されました。登山道を整備し、道標を設置したら、観光客が増えること間違いなし。整備を美郷町にお願いしたい。それと宣伝も。


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