世の中に性善説と性悪説がありますが、
統一通貨であるEuro、ユーロ加盟国は性善説から始まり、
それ故の歯止めが利かなくなった国民感情から
くる問題ではないでしょうか。
各国議会制で選挙があり、国民の理想に向かって
選挙による政治と国家財政が伴っていなかったのでは
ないでしょうか。
Euroという統一通貨の中で公費を使用する公共事業と
公務員、そして社会保障を赤字国債の発行で
行ってきました。
通常、国家は国家財政の赤字国債について責任を
持たなくてはなりませんが、統一通貨と
大きなプールが過剰な安心感を生み出して
しまったのではないでしょうか。
統一通貨というEuroができた時にアメリカ合衆国が
米ドルで統一通貨を使用しながら人、モノ、カネの
移動、流通が自由にでき、利便性が高く
経済上高い効果があるということで欧州でも
統一通貨を取り入れたということがあると思います。
アメリカの州とEuroの違いは、通貨は同じでも
アメリカは州単位と国家財政の考え方があり、
Euroは各国にまかされているというところに
あると思います。
各国の主権を考え、またこの先のEuroの存続を
考えた場合、加盟国の収支については赤字または
赤字国債についての管理が必要になります。
赤字国債を加盟国同士で購入し、デフォルト直前まで
問題として大きく取り上げられないということが
ないよう、年単位でこの部分については
加盟国全体として介入していく必要が
あるのではないでしょうか。
またそのように欧州をひとつの国家経営として
捉えるならば、
Euro自体の存続も考えられるのではないでしょうか。
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