暑い午後の昼下がり、久しぶりに映画に没頭した。
ムービープラスで”ハート・ロッカー”をやっていた。
2010年のアカデミー賞受賞作品だ。
見に行きたかったが見逃した作品だったのでヤッタ!-
見ていてすんごく疲れる・・・
アクションサスペンスなんだから・・・手に汗をにぎる・・・でも・・・
残酷すぎだよね!
この映画って、確か女性監督だよね。
今まで見てきた女流監督の映画て、男性の映画にない、いわゆる女性特有の感性が感じ取れるのが特徴だったように思う。
でも・・・今日はあくまで非情冷徹な画面の連続だ。
しかし!
やっぱり!あった!
それは冒頭にあった”War is drug”戦争は麻薬だ
最初は解らず見ていたが・・・最後に何が言いたかったのか、よくわかったわ!
イラク戦争下の米軍爆弾処理班のリーダーが殉職した。
後任にやってきたジェームス軍曹は冷静沈着どんな困難な処理も見事やってのける。
しかし向こう見ずな彼の行動は仲間のサンボーン軍曹とエルドリック技術兵までも危険に身をさらされる事態に多くでくわす。
この2人は帰還まであとわずかになって、できれば危険なことに遭遇したくない。
このエルドリックさんが一番人間臭い。
戦争のなかで精神が過敏になって、軍医のカウンセリングを受けている。
血で汚れ使い物にならない弾を唾で拭けという事態に対処できない。
軍医が爆発で犠牲になると精神が追いつめられる。
そして危険を顧みないジェームスと行動を共にして重傷を負う。
帰国しても元の体にもどれるか保障はないだろう・・・戦争の悪夢を一生負うことになるかもしれない。
このジェームスの良き相棒サンボーンも戦争のプロフェッショナルなのかもしれない。
爆弾処理服に身を包んだジェームスの良き耳となり彼を援護する。
しかし・・・戦場以外で生活する自分を描けない!普通人に戻れない自分自身の悲哀を悟っている。
男達はなぜ戦いが好きなのか!
戦場での緊迫した場面での達成感が精神の高揚を生んでいる。
男達はなぜ殴り合いが好きなんだろう?
殴り合いで友情を確かめる?!
死ぬ気でなぐり合ってお互いの真剣な気持ちを確かめる・・・
これって・・・オンナにはわからないのかもね・・・
ジェームスも無事帰還して彼を愛する妻と愛しい長男のいる家に帰るが・・・
彼は居場所を見つけられず・・・再び志願兵になって戦場での戦いで終わる。
”War is drug”
爆弾処理班のサスペンスアクションの映画は意外と深刻な映画だった!
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