ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、彼岸の前後でも寒の戻りもあり、冬と春が行き来しています

2020-03-24 00:00:05 | 佐久荒船高原

 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は、3月下旬になっても厳しい寒の戻りがあり、冬と春を行き来しています。

 長野県各地では、3月中旬にも寒の戻りがあり、佐久荒船高原などでも雪が降ったようで、北側斜面などにはまだ残雪がありました。

 標高が1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原に上がっていくと、所々にいくらか残雪があり、3月初めごろの風景でした。

 佐久荒船高原の中心部にある“コスモスの丘”も窪地などに積雪が残っています。

 この“コスモスの丘”を囲む、周囲の雑木林の枝には、ホオジロの仲間のカシラダカの群れが留まっています。

 お互いにいくらか距離を保って、枝に留まっているカシラダカの群れです。

 カシラダカの群れが1グループが20羽から30羽ぐらいいます。

 カシラダカの群れは、いくつかのグループに分かれています。時々、“コスモスの丘”の枯野部分に下りて、草の種などを食べています。

 雑木林の枝には、シジュウカラもいます。何羽か群れでいます。

 コガラやヤマガラもいくらかいます。カケスの鳴き声も聞こえます。

 “コスモスの丘”にカシラダカの群れがやって来て、やっと例年のような春を迎えています。

 暖冬の後に、厳しい寒の戻りがありましたが、なんとか例年のような春らしい感じになってきました。

 “コスモスの丘”の枯野部分には、キジのオスが出て来て、よく大きな声で鳴いています。

 大きな鳴き声によって、キジのメスを呼んでいます。

 “コスモスの丘”から少し離れた場所から、“コスモスの丘”越しに見える荒船山(標高1423メートル)です。

 午前8時前のために、太陽はまだ荒船山の背後の南側にあり、南面の艫岩(ともいわ)は影になっています。

 午後3時ごろの荒船山の南面です。今度は西日が艫岩の表面に当たっています。

 艫岩の縦に入った岩の割れ目には、いくらか氷がついています。今年の3月は暖かい春めいた日と、冷え込んで雪が降る冬のような日が交互にやって来ています。

 佐久荒船高原の西側にそびえている八ヶ岳連山の山頂にも冠雪して白く輝いています。


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22 コメント

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長野県での春の雪 (安養寺らーめん)
2020-03-24 04:26:39
長野県内は、2月は暖冬で温かい日でした。
3月に入って、移動性高気圧や南岸低気圧が日本を通過するようになり、三寒四温を繰り返しました。
この時の雪は、春の雪ですが、降雪量が多いケースが多く、戸惑いました。
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Unknown (kazuyoo60)
2020-03-24 06:05:56
カシラダカの群れですか。あまり大きな鳥でもなさそうですね。
太いネクタイのシジュウカラたち、何匹もこちらにはですね。
雉がちょっとは用心してるように見えます。貫禄の鳥、やっぱり綺麗な羽です。近くに雌が居ますように。
艫岩、いつも通り雄大です。氷の力で将来形が変わるかもですね。
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佐久荒船高原 (イケリン)
2020-03-24 06:19:10
ヒトリシズカさん
佐久荒船高原の春は、行きつ戻りつを繰り返しているようですね。
桜の便りが聞こえるところが増えてくる中で、この様子では、ここの桜はかなり遅れそうですね。
野鳥たちにも戸惑いが感じられるのではないのでしょうか。
記事も繁殖期を迎えたようですね。
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安養寺らーめん様 (ヒトリシズカ)
2020-03-24 06:41:54
安養寺らーめん様

コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は、3月下旬になって、春の大雪が何回か降ったようです。これも地球温暖化による変動です。

やっと気温も上がり、野鳥たちは普通の早春らしい様子になってきました。
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kazuyoo60さま (ヒトリシズカ)
2020-03-24 06:44:23
kazuyoo60さま

コメントをいつもお寄せいただき、ありがとうございます。

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は、3月下旬になって、春の大雪が何回か降ったようです。これも地球温暖化による変動です。

カシラダカはホオジロの仲間で、大きさも同じぐらいです。スズメと同じ大きさです。

カシラダカの数10羽の群れが飛び回ります。
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イケリン様 (ヒトリシズカ)
2020-03-24 07:06:58
イケリン様

コメントをいつもお寄せいただき、ありがとうございます。

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は、3月下旬になって、春の大雪が何回か降ったようです。これも地球温暖化による変動です。

今日も新潟県から秋田県までの日本海側では、大雪のようです。変な春の天気です。

佐久荒船高原では、キジが登場し、相手を探しています。
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カラシダの群れ (ran1005)
2020-03-24 07:32:20
佐久荒船高原では雪が降って北側斜面などにはまだ残雪が在るのですか?
さすがに諏訪地方には雪は降りませんが寒い風が吹いて彼岸すぎとは思えません・・・
カラシダの群れに出会われてラッキーでしたネ!
その昔、雉を捕まえるハンターを見た事があります。
キジは飛行があまり得意ではありませんネ。
普段はどんなところに居るのでしょう。
久しく見て居ません・・・
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きょうもまた荒船山 (花ぐるま)
2020-03-24 07:42:26
荒船山の姿すっかり覚えてしまいました
うっすらと積もった雪、また行きつ戻りつですね
カシラダカは群れで動くのですね
四十雀は家の近くでもよく囀っています
鳥は動くので撮りにくいですね
荒船高原の春はもう少し先になりそうですね
不要不急の外出をしている日本人は多いですね
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ran1005さま (ヒトリシズカ)
2020-03-24 07:47:18
ran1005さま

コメントをいつもお寄せいただき、ありがとうございます。

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は、3月下旬になって、春の大雪が何回か降ったようです。周囲の荒船山なども冠雪しています。たぶん、霧ケ峰高原も雪が降ったのでは・・?

野鳥のカシラダカは、佐久荒船高原では、当面はスズメのようにたくさんいます。ここでエサを食べて、体力をつけています。

キジは、お近くの霧ケ峰高原にはいます。



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花ぐるま様 (ヒトリシズカ)
2020-03-24 07:51:57
花ぐるま様

コメントをいつもお寄せいただき、ありがとうございます。

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は、3月下旬になって、春の大雪が何回か降ったようです。周囲の荒船山なども冠雪しています。

毎回、荒船山の紹介で恐縮です。4月に入れば、荒船山には登れるようになります。

今日は関東地方は冷え込みそうです。今週末の土曜日も日曜日も雨が降り、冷え込みそうです。

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