みゆきな日々

チワワのチェリー女の子&私・年金暮らしのジッちゃんに絶賛親孝行活躍中

偽りの真実【真実の事情】

2009年05月07日 | インポート

          こんな陰湿な人間の住む町には、もう居たくない

         だが今、出て行けば益々疑われる

    住民の犯人と決めて掛かる罵声と視線に耐えた

 中川 久子は町のスーパーのパートでレジの仕事をしている

         が、要らぬ噂で解雇されてしまった。

 2年前に夫が病死してから3人の子供を必死に育ててきた。

      子供の為に無駄な浪費をせず必死だった。

             自分は犯人ではない

               自信もあった

     その為に病院で検査など馬鹿らしかった

            裏目に出た形だ

        子供達まで虐めに遭いはじめた

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             高校生の息子

             中学生の息子

             小学4年生の娘

     子供達は登校拒否するようになってしまった

  この先、いったい自分達はどうなってしまうのだろう

自宅にこもり親子はひっそりとカーテンも開けずに物音さえ立てない生活を強いられていた。

犯人が見つかったら、こんな町、直ぐにでも出て行ってやる

             貯金なんか無かった

             病院代さえあったら

3

     

                中川 久子

                田村 光子

               井上 百合子

  この中の誰かが犯人だと良子の住む町にも噂が広まった

          良子は久子を姉のように慕っていた

小さい頃から良く遊んでくれた久子の名前が噂になって心を痛めた

          生活もギリギリだと知っている

          良子は久子に手紙を書いた

              3万程、同封して

手紙の中には簡単に【このお金で病院に行き自分ではないと証明して】心配しています。

         久子は良子の善意に助けられた

       久子は病院の診断で無実が証明された

手のひらを返すように『ほら~私は久子さんじゃないって信じてたのよ、だけどねぇ~ご近所さんがうるさくて・・・』

       久子の耳には道化師のババァに見えた

        これで、この町に留まる必要もない

どんな仕事でも良い、この子達の為に、もう1度、良子に頭を下げお金を借り町を後にした。

行くあては無いが、この町には戻らない子供達も賛成してくれた

       久子の無実が証明され残りは2人となった

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               田村 光子  26歳

光子は子供の頃、自宅が火事になり両親を火事で失い自分も顔に酷い火傷を負って生活保護を受けて暮らしていた。

    今にも崩れそうな月3000円の町営住宅での暮らし

火傷のせいで仕事もないだろうと生活保護を受けられてはいるが最低の暮らしがやっとだった・・・・・・。

              火事の記憶は無い

    しかし、両親の夫婦喧嘩による放火殺人と聞いていた

中学時代まで親戚を転々とし、ただ飯食いの居候と言われ続け少しでも養ってくれてる親戚にと内職や新聞配達で食費を払っていたが22歳の頃、新聞配達の途中、自転車で転び大腿骨の骨折で少しだが足を引きずるようになってしまった。

           これ以上は迷惑を掛けられない

     町役場に駆け込み生活保護の申請をした

光子の醜い火傷の痕に同情してか申請が通り隠れるようにして暮らしてきた、こんな醜い私に近づく男なんか居ない・・・・・

       私を犯人だなんて誰も思う訳が無い

    月の3000円の町営住宅のお金だってやっとだ

1人暮らしだが、5万円にも満たない生活保護のお金で日々の暮らし

      その中から、僅かずつお金を貯めていた

千円でも、いや百円でも辛抱してお金を貯め醜い火傷の顔の傷跡を整形して元通りにならずとも、人前に出られる顔になりたい一身でだ

子殺しの犯人ではないのに、つまらない診断書をもらう為に無駄遣いなどしたくなかったのである。

しかし、町の人間は前よりも増して子殺しだとか、悪魔の手先だとか罵声を浴びせるようになった

   光子は泣く泣く病院に行き無実を証明したのだった

 病院に向かう光子に石を投げる近所の悪ガキに泣きながら

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          井上 百合子  33歳

   百合子は結婚を前提に同棲していた男が居た

  一緒に暮らしたばかりの頃は優しく働き者だった真二

同棲して3カ月も経ったであろうか、真二のギャンブル依存症に気付いた、しかし時すでに遅く百合子の結婚資金にと蓄えてあった貯金も消え借金が膨らみ百合子は昼も夜も働きヒモの真二の為に身を粉にして働く毎日、財布に少しでもお金が入っていると使ってしまう真二、もう4カ月も家賃を滞納してしまっていた。

           別れよう、別れたい・・・・

しかし真二はギャンブル依存症の他に暴力でねじ伏せる男でもあった

       そんな男の子供を妊娠した・・・・・・・

  百合子は真二に知られないように隣町で堕胎していた

   今、検査をすれば町の医者に堕胎した事がバレる

 堕胎した事がバレるどころか、子殺しの犯人だと思われる

    堕胎してから2週間しか経っていないからだった

     絶対に私が犯人扱いされるに決ってる

 町の人々が、どんな噂を立てようが医者には行けない

            中絶した自分の罪

職場で真二は同僚に『お前の女じゃないのか?お前の子を川に捨てたのは、いや他の男との間に出来ちゃって捨てたのかもな』

百合子だけが病院に行かないのが、もっぱら1番怪しいと言われて激怒していた

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     ヘ(ーーヘ)(ノーー)ノヘ(ーーヘ)(ノーー)ノ         

   

      すいまそん <(_ _)>

  何しろ活字が好きなもので・・・・・

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