風にあおられて飛べると思ったのか飛んだ
手には傘
落下傘のつもりだったのか
7階屋上から飛んだ
傘が翼になるはずだったのに
傘は翼にならなかった
一瞬で地面に落ちた
けど心は空を飛んだ
ずっとずっと遠くまで飛んだ
2度と地面を歩く事はない
7歳と3カ月と11日と13時間43分で時間が止まった
今日の空のような日
母は思った
時期はずれなトンボを見つけて
飛ぶのは早いよ
飛んでたトンボに言った
言ってみたが声は届かない
そして来月、私はお姉ちゃんになる
飛んで逝ったお兄ちゃんが今度は弟になって帰ってくる
凄くない?
小学4年生の書いた作文だよ
その作文を書いた子のお母さんはアルバムに、そっと挟んで
こっそり夜中に読んでは泣いている
書いた本人も、後から出来た子も巣立って居ないから
多分
亡くなった子を偲んでるのだって思う
亡くなった、その子は誰でもない
思い出の中にしかいない
親は亡くした子供を一生忘れない
成長も止まったままだ
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新型インフルエンザで亡くなる人がいませんように
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m(゜- ゜ )カミサマ!お守り下さい
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