今この瞬間を
人間は生きている間は沢山の人と出会い沢山の事を学ぶ
この子達に教えられる全ての事は私だけなのだ
いけない事、楽しい事
人間より短い寿命
全うして
そして、その時は楽しかった事だけを思い出して
人間は辛い事、悲しい事、時には人を傷つけたりする
けど君達は純粋に今を生きて純粋に人が好きだ
何で生まれてきたの?なんて思わない
ちゃんと食べて抱きしめられて、普通の毎日が普通で
それで満足
そんな普通の毎日が当たり前で
叱られたら同じ事はしないし
笑顔の私の顔が好き
昼寝してる側で一緒に昼寝も好き
オヤツの時間にオヤツのある場所から離れない
純粋すぎるよ
少しの悪戯に叱れない
気を引きたかったのか
存在をアピールしたいのか
私
僕
ここに居るよ
大きな目、輝く濁りのない瞳
その瞳も歳を重ねると濁るし頑固にもなるのかも
最近良く見かける
微笑ましい瞬間がある
足元もおぼつかない老犬を散歩している老人が居る
ゆっくりゆっくり一歩ずつ
少しずつ一歩、前に進む
時々、頑固にその場から離れようとしない老犬
飼い主が引っ張って先に進もうとするが抵抗する
何をするでもない
ただその場に立ち竦む
飼い主の老人は、その場に座って歩き出すのを待つ
老犬は老人の顔を見つめる
老人は愛犬の頭を撫でて愛しそうに目を細める
まるで絵本の一ページのようだ
同じ時間、同じ場所
きっと何年も同じく同じ場所を散歩してきたに違いない
若かった頃、走って飼い主を困らせた事もあったかな?
けど今は、その一歩が長年の重たさでかみしめる
いつか私も、あんな場面と同じく一歩をかみしめる時がくる
病気などせず、普通に年老いて
普通に自然に年老いて
涙が少しだけの、その瞬間を迎えたい
長生きしたね、大往生だったねって
そんな、当たり前の普通に時を重ねたい
そんな想いにさせる老人と老犬の散歩
思わず顔が緩む微笑ましい光景に
胸が熱くなる感動を覚えた
一緒に歳をとって沢山の思い出を重ねる大事な事だね
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一緒に歳をとった分の愛が伝わりました
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