癒しの水辺

ガサガサや釣り、淡水魚飼育のあれこれ。
趣味の車いじりや魚屋の手伝い等の日常も綴ります。

怖い夜練

2019-05-16 03:07:52 | 釣り(淡水)
深夜2時の川辺、そこには、性懲りもなくナマズ釣りに来た、私の姿があった。

前回の釣りで良い思いをしたばかりに、味をしめ、夜練と称して、のこのこ仕事帰りに寄り道をしているのである。

その上、前回の記事が思いの外、好評だった(?)為、乗せられているのも否めないのだが・・・

車を邪魔にならない場所に停め、タックルを取り出す。

今回は忘れずにヘッドライトも装着。

さて、今日の相棒は・・・



キャタピー、君に決めた!

まるでポ○モンのような台詞を吐いて、いざポイントへ。

前回の場所から数百メートル上流に来ただけだが、こちらの方が草の育成が良く、腰上まで伸びている。

足元に気をつけながら、草を掻き分け岸辺に立つ。

数投したが、無反応。

少しずつ移動しながら打って行く。

キャタピーは目にあたる部分にケミホタルを挿す形になっているのだが、それだと背中にホルダーがあるタイプに比べ、視認性がグッと落ちる。

つまり、キャストするとルアーの位置を見失う事が多くなる。

少し考え物だ。

背中にホルダーを着けようか?

少し長めにキャストして、着水位置を見失いながら、そんな事を考えていた。

目を凝らしてルアーの行方を探しながら引いていると、

ザブザブッ

しまった、鯉でも驚かせてしまったか!そう思った次の瞬間、ロッドに重みが伝わる。

反射的にアワセを入れてしまった。

マズイなぁ~、鯉なんか掛けたら場が荒れるし、時間がかかるぞぉ~。

少しゲンナリしながらリールを巻き取るのだが、どうも様子がおかしい。

あれっ?コレ鯉か?

この引きは・・・

ナマズだ!!

いつものバフッ!とかゴポン!とかいった、吸い込み系の音(聞いた事がある人しか分からんと思う。ゴメン。)ではなく、完全に横っ走りの出方だったので鯉だとばかり思ってた。

しかし、鯉なら走りまくる引きなのに、ナマズはローリングが入る。

グネグネした感覚が伝わるのだ。

今回もそうだった。

ナマズと分かって、急に慎重になる私。(苦笑)

何度かの突っ込みをかわして、足下まで寄せた。

またローリングするナマズ。

ここでロッドのテンションが抜けるとバラしてしまうので、リールを巻いてテンションを掛ける。

暴れるのが収まったタイミングで一気に抜き上げるのだが、今回はちょっと勝手が違った。

重っ!

片手では抜ききれず、咄嗟にリールのハンドルにあった左手を、竿のバット(竿の根元、リールのすぐ上の部分)に添え、更に自分ごと駆け上がって強引に抜き上げた。

デカい・・・



ヘッドライトを点け、フィッシュグリップを掛けた。

魚にダメージを与えないよう、草の上に置く。

写真を撮る手が微妙に震えている。

スマホが上手く扱えない。

しかも草が深くて、余計に上手く撮れない。

竿を放り出し、撮ったのだが・・・





何故か、上下逆さまになってしまった。

撮影して、ルアーを外し、メジャーをあてると、71cmあった。

老眼で魚体が良く見えなかったのが幸いして、躊躇なく抜き上げたのが良かったようだ。

しかし、よく竿が折れなかったものだ。

やはりグラスロッドは強度があるのだなぁ。

ナマズをそっとリリースして、竿を持ち、ルアーを確認すると



うっ、ルアーの一部が破れてる・・・

このキャタピーはソフトなので、ナマズの歯かフックで外皮を擦って破れた(削れた?)のだろう。

名誉の負傷というヤツだ。

入魂できたが、相手が悪かったか?

1発目から70オーバーとは、使う頻度が増えそうな予感。

まだ入魂の済んでないヤツがあるので、それが済んでからかな?

しかし、前回に引き続き、今回も釣れてしまった・・・

去年はあんなに苦労してたのに・・・

上手く行き過ぎていて怖いわ!

次も上手くいくのか?