豆猫日記 すべてはうまく行っている♪♪

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『マリア・カラス最後の恋』&『陰日向に咲く』

2008-01-31 13:10:20 | 映画
マリア・カラス、
意思の強そうな目を持った風貌と
オペラの大歌手として
名前だけは知っています。

『マリア・カラス最後の恋』邦題はすごいタイトルですが
まさに歌姫としてのカラスより
一人に女マリアを描いています。

しかも原題の『CALLAS ONASSIS』とあるように
オナシスの恋物語でもあるような・・・



この物語がどこまで真実かは、わかりませんが
二人の恋物語に完全に入り込んでしまいました

マリア・カラス役の女優さんが実に美しい~
白髪頭でおじいさんとも思えるオナシスと
どうして恋に落ちる?
と、絵柄だけをみると不思議な組み合わせも
マリアが惹かれていってしまった女心
何となくわかります。

海運王と呼ばれたオナシスと世紀の歌姫の恋。
世間も注目のカップルだったけれど
マリアが愛して愛して愛しすぎたゆえに
彼が離れてゆき
挙句にJFKの未亡人のジャクリーヌに奪われてしまう。

切ないです


もっと切ないのが
オナシスが本当に愛しているのは
ジャクリーヌではなくカラスだと気付くところ。

真実かどうかはわからないけれど
もう自分は長くないと悟ったオナシスが
マリアに許しを請いに行った時
あえて会う事を拒んだマリア・カラス。
許している事をあえて直接は伝えない。

もぉ~、切な過ぎます



もし、自分を捨てた男が許しを請いに来たらどうしますか?
(自分はいまだ一人です)


会う?会わない?


あえて、ひとりで生き抜くことを選んだのか?
マリアは強い女性です


実際はもっと複雑なんでしょうが
マリア・カラスと言う女性の生き方に
とても興味が湧きました




お次は『陰日向に咲く』

今から観るのを楽しみにしている方は
映画を観てから読んで下さい



随分前に原作『陰日向に咲く』を読んで感動!
すっかり内容は忘れてましたが
劇団ひとりの作家能力に感心した事を覚えています。

そのノリで映画『陰日向に咲く』を観たせいか
正直、原作ほどの感動はなくちょっとがっかり。

これはあくまで私個人の感覚なので
実際に観て判断してくださいね。
結構感動してすすり泣いている声も
聞こえてましたから


なぜだろう?
原作の方がそれぞれのキャラが生きていて
ラストの意外感も大きかったような気がします。
しいて言うならキャスティングの違和感?
岡田君は悪くは無かったけど・・・

全体にいかにも作り話的匂いがぷんぷん!
それがせっかくのラストの感動を薄くした?

結構楽しみにしてただけに寂しかったです。