豆猫日記 すべてはうまく行っている♪♪

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みんな うまく行ってるよ~♪
 

患者の立場から

2009-03-11 21:49:36 | 父のこと
『ジェネラル・ルージュの凱旋』を観て
医療について思った事を少し。




まずはこれまでの経緯を。


体調の不調を感じた父が近くの病院へ行き
胃がんと診断。
ある程度の治療方針を説明され
その病院ではなく大学病院を紹介された。

大学病院でも同じ見解で
初診で診て頂いた教授の説明もわかりやすく
その治療方針もすんなりOKと思った。
治療を急ぐためその場で即入院日を決定。


ここまでは病院の印象も良く
安心して治療をお願い出来る、そう思っていた。


が、問題はそこから。


入院当日、担当医師も担当看護師も
直接顔を見せる事はなかった。
父への回診は2日間研修医のみ。
しかも2日間は何もする事もなく
おまけに入院中の治療スケジュール等の説明も無し。
聞いてもわからないと。

ここで一気に不安が増す。
以前私自身が入院手術をした他の病院では
入院当日にすぐ治療スケジュール表をもらった。
もちろん病気の種類も違うし
父の場合は当然確実なスケジュールなど出せないとは思うけれど
おおよその治療、もしくは検査計画などの
説明さえ受けられれば少しは安心すると言うもの。

担当の先生の顔もわからない
入院しても丸2日間何もせず
この先どうするのかもわからない。

確かにこの間は入院患者といえども
見た目はまだ父は元気でした。
けれど深刻な病気を告げられたばかりで
この先の不安が一番高まっているこの時こそ
もっと患者の心に寄り添うケアがあっても
良いのではないかと思った。


おまけにこの後信じられないミスが続く。
そのせいで父も私たち家族もどん底気分に突き落とされた。
その気分から治療が可能となり
気分は復活したから良かったけれど。

そしてまたもや有り得ないミス。
父にとって最重要の抗がん剤治療。
まずは点滴でタキソテールを投与。
そしてTS-1と言う内服の抗がん剤を
2週間飲むと言う治療がスタート。

特に不調も見られなかったので
翌々日に即退院となった。
ところが、退院間際になって
肝心のTS-1をもらっていない事に気付く。
しかも帰宅分どころか
丸一日処方忘れ!!
つまりまだ飲んでいなかった。



人間誰にだってミスはある。
あるが・・・
今回の薬は治療のための重要な薬。
それを処方忘れなど有り得るんだろうか?
帰宅する直前に気付いたから良かったものの
あの時確認しなかったらと思うとぞっとした。


もちろん先生は謝っていたので
あえてそれを責める事をしなかったけれど
病院への不信感は一気に高まってしまった。


確かに地域の拠点となる大病院
患者数も多いし
重篤な患者さんも多いのでしょう。
入院病棟は外科だったので
予後の状態確認が大切な手術直後の患者さんも多いでしょう。

父は手術もしていないし
抗がん剤治療は通院で行う治療で
本来入院は必要なし。
病棟の中では軽く扱われても致し方ないかもしれない。
しかし父の病状は結構重いのです。
あまりに対応が手抜き過ぎやしませんか?


ならば外科病棟ではなく
内科病棟で担当してもらっても良かったのでは?
等と思ったのです。


これ以外にもまだ色々思う所はあるのですが
それはさておき・・・


今回特に思ったのが
患者となった者
そしてその家族の抱える不安やストレスの大きさを
強く感じました。

病気そのものへの治療も確かに大切です。
それと同時に、少しでも不安を取り除き
安心して治療に取り組めるような配慮もとても大切。


どうしてもこれから治療を委ねる患者側の立場としては
あまり強くも言えない。
けれど不安や不信感を抱えたままでは
良い治療は望めない。

現場では何かと手一杯なのだろうから
そこまでのフォローは難しくても
患者自身、あるいはその家族の
不安の解消の助けになるようなはけ口
あの映画のような「愚痴外来」的なものがあれば
どんなに良いかと思うのです。



溜め込んでいた病院への愚痴を少し(他にまだある!?)
吐き出してしまいました。


ここが私の愚痴外来?



お付き合いありがとうございました

『ジェネラル・ルージュの凱旋』

2009-03-11 20:55:15 | 映画
『ジェネラル・ルージュの凱旋』笑ってきました~♪


えっ!?笑う映画なのと思われるかもしれませんが
大好きな阿部ちゃんが
またまた笑わせてくれました

阿部ちゃんっていつの間に
こんなにいい役者になったんでしょうね~



私が映画を見るのは
もちろん映画好きだからなんですが
ストレス解消のためでもあるんです。
その間だけは現実逃避{が出来る/face_nika/}
そして映画を観ながら泣いて、笑って
一種の感情の開放でもあります。


今回は笑うために行ったわけではないんですが
予想外に笑わせてくれたのが良かったです♪
そしてもう一人私の好きな役者
堺雅人、こういう役が似合います





岐阜では宣伝材料として盛んにPRされているのですが
今回の病院のロケは岐阜大学病院
思いっ切り地元です。
しかも今父がお世話になっている所・・・
こうして見るとかなり見栄えのする病院なんだと
変に感心しました。




医療に携わる者なら本来持っているはずの
「人を助けたい」と言う想い
そこから発生した事件で結構いい話でした。






それに引き換え

実際この病院で感じた医療現場のギャップが・・・


もちろん皆さん一生懸命仕事をされているんでしょうが
大勢の中の一人に過ぎない患者の立場で言うと
あれこれ思う事があるのです。
大学病院という器の大きさ故なのかもしれませんが。
それについてはまた改めてアップしようと思います。



この作品のような「愚痴外来」が
実際にあればどんなに言いかと思うのであります。