命日 ～法話～

今日は父の命日

あれからもう３年、早３年。

亡くなった日はしっかり覚えているのに
親不孝な私は今日がその命日だと言うことをすっかり忘れて
あやうく映画を観に行ってしまうところでした

たった３年なのに肝心の日を忘れそうになるとは
情けない娘です




お寺さんにお経をあげて頂き
法話を聞かせて頂きました。

この法話も不思議なもので父が亡くなってから
しっかり身を入れて聴いてしまうようになりました。


法話とは「おとりつぎ」と言ういい方もあるそうで
仏様の教えを私達に取り次いで下さるもの。

そんな事も今日知ったのですが
私は禅語や般若心経など仏教にも興味はあり
いくらか本も読んだりしますが
実のところほとんどわかっていません



我が家の宗派である『浄土真宗』が
今日の法話でようやくわかりました


仏教のほとんどの宗派はこの世で悟りを開くためのものだそうです。
所が浄土真宗はこの世ではなくあの世(浄土)に行けばお悟りが開けると
教えているものなんだそうです。



お釈迦様は２５００年も前から

私たちはみな煩悩(欲）を持っているが
それは決して消えることは無い

とおしゃっていたそうです。

仮に一つの煩悩が消えたとしてもまた別の煩悩が生まれてくる。
煩悩は決して消えないのだと。


けれども、それで良いのだとお釈迦様は言っているのだそうです。

煩悩を抱えた自分
そのありのままの自分を受け入れなさいと。



厳しい修行を積んでこの世で悟りを開こうとするのではなく
あの世(浄土)に行けば阿弥陀様の導きで悟りが開けると言うのが
浄土真宗なんだそうです。


不完全な自分を受け入れながら
念仏を通して仏の道に向かって行きましょう
と言う事なんですね。



こうしてありがたいお話を聴かせて頂けるのも
父が浄土に逝き仏様になって
私達にご縁をつなげていてくれる。
そう言うことなんですね・・・






ちまたでは美坊主なんてものが流行っているらしいですが
美坊主でなくてもお坊さんとより身近に気軽に
法話を聴いたり話ができるようになるといいなと思います



今日も良き一日をありがとうございました